兵庫県立農業高校入試改ざん事件

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兵庫県立農業高校入試改ざん事件(ひょうごけんりつのうぎょうこうこうにゅうしかいざんじけん)とは、1991年に起きた不正入試事件である。

概要[編集]

1991年3月15日、兵庫県立農業高等学校入学試験が行われ、翌日採点された。ここである受験生の数学の答案用紙に改ざんが加えられた痕跡が見つかる。校長の意向もあって、改ざんが明らかな答案は採点対象から除外し、県教育委員会に報告せずに内々で済ませようとした。

この件は後に内部告発され、県議会議員等の有力者からの口利きがあった受験生の保護者から、学力レベルがちょっと足りなくても入学させてほしいと頼まれた校長が3人の教員に協力を求めるも、1人は協力を拒み、校長と協力に応じた2人の教員の計3人で口利きのあった受験生の答案用紙を改ざんし、合格ラインに乗せようとした。

県立農業高校の不正入試発覚後の調査で、同年の県立高校入試では他校でも同様の不正入試事案が発覚している。