八九寺真宵
失礼、噛みました
八九寺真宵(はちくじまよい)は、西尾維新のライトノベル「〈物語〉シリーズ」の登場人物。
声優は加藤英美里
概要[編集]
触覚のようなツインテールととても巨大なリュックサックが特徴の小学生の少女。クラスは5年3組。
阿良々木暦とは、母の日に公園で出会った。よく暦にセクハラされる。回を追うたびにそれは段々エスカレートしている。なお、発育状況は小学生の割にはかなり良い模様。
よく暦の名前を噛む。これはわざとであって、わざとしゃない。暦と会った時の一連の会話劇は、この作品を代表する会話となっている。また、ことわざや慣用句の言い間違いも多い。
会話のセンスがあり、知識も小学生とは思えないほど豊富。また言葉のセンスも古い。暦のツッコミを最大限に引き出してくれるため、暦曰く彼女と話すのが一番楽しいらしい。
これらのことから、彼女こそが暦の最高の友達だと言える。
怪異関連[編集]
蝸牛に迷った少女
じつは彼女は幽霊。迷い蝸牛(まよいうし)そのものである。彼女は家に帰りたくないと強く思う人間の前に現れ、出会った人間は目的地に着けなくなってしまう。[1]
10年程前[2]に両親が離婚し、彼女は父親に引き取られる。その後11年前の母の日、母親の家を訪ねる途中に彼女は交通事故で亡くなってしまった。
しかし、母親に会えずに死んでしまった事が心残りで、成仏ができず。怪異となってしまった。
暦達の尽力により、母親の家のあった場所へとたどり着き、無事に彼女は成仏する事ができた。
その後[編集]
と思ったらその後、彼女は浮遊霊に二段階特進し、暦達の街を歩き回るようになったのであった。
しかし、それは本来の「迷い牛」の本質からは逸れる物であり、その結果鬼物語にて怪異の道から逸れたり偽っている怪異を存在から消し取る役目にある『くらやみ』に襲われる事となった。[3]
その結果彼女が迷い牛に戻ってまた人を迷わし続けるのか、それとも成仏するのかという選択を迫られる事となる。
そして彼女は成仏の方を選び、暦と感動的な分かれの言葉を交わし、成仏していったのであった。
余談[編集]
- 彼女が生きていれば、年齢は暦より3つ年上の21歳になっていた。
- ファンの間では「八九寺P」という愛称がある。これは副音声のネタであり、彼女の力によって製作が動くという話があるという所から生まれたネタである。
- あのリュックサックの中には、主に母親の家に行ったときのお泊りセットが入っているらしい。[4]