羽川翼
何でもは知らないわよ。知っていることだけ
羽川翼(はねかわつばさ)は、西尾維新のライトノベル「〈物語〉シリーズ」の登場人物。
担当声優は堀江由衣。
概要[編集]
私立直江津高校の3年生。阿良々木暦と戦場ヶ原ひたぎと同じクラスであり、クラスでは学級委員長を勤めている。
眼鏡に三つ編みというどう見ても委員長なスタイルをしている。成績も常に学年トップであり、正にTHE委員長というような人物である。
物知りであるが、本人曰く「何でもは知らないわよ。知っていることだけ」とのこと。実際彼女が知らなかったような事の描写も本編にいくつかあったりする。
その一方で、本人の自己評価は「ちょっと真面目なだけが取り柄の普通の女の子」と比較的低い。
また胸のサイズも大きく、プロポーションも良い。
暦にとっては高校生活初めての友人であり、命の恩人でもある。
ヒロインの中では登場が時系列・ストーリー順共に一番早い。また傷物語の冒頭の行為から、彼女こそが〈物語〉シリーズの全ての元凶であると言える。
怪異絡み[編集]
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猫に魅せられた少女。
彼女がゴールデンウィークの時、道端に倒れていた猫を埋めたのが始まりである。
その猫の正体は『障り猫』という怪異であり、ストレスが蓄積されると憑りついた人に二重人格のように現れ、ストレス解消まで暴れ続けるのである。
本来は下級の怪異なのであるが、彼女の頭脳の良さが加わった結果、とんでもなく凶暴に変化している。通称「ブラック羽川。」[1]ブラック羽川は喋ると「な行」が全て「にゃ」となってしまう特徴がある。
このブラック羽川は何度も出現している。
1回目はゴールデンウィークの時、長年貯めていた家庭環境でのストレスで出現した。彼女の家族構成は非常に複雑な物であり、簡単に言うと今の両親は両方とも彼女とは血の繋がりがない両親である。そのため家庭環境が冷え込んでおり、交流も全くなかった。そのことが暦にバレた結果、怪異が現れたのである。
2回目は6月の文化祭直前。原因は暦がひたぎと付き合った事によるストレスによって出現した。彼女の暦に対する想いの強さが短期間の間に強いストレスとなったのである。この時は最終的に暦の影の中にいた忍野忍によって倒された。[2]
その後彼女は想いに区切りを付け、髪を切り、眼鏡をコンタクトに変えてイメチェンした。
3回目は2学期の始業式当日に出現した。
その他[編集]
- 原作では一番多く表紙を飾っているヒロインである。[3]
- 化物語の副音声では、合計3回に渡って出演し、更に上手い具合に副音声を仕切ってくれたので、副音声といえば彼女だと言う言葉もある。
- 「何でもは知らないわよ、知っていることだけ」という台詞は、実は言ったら暦が喜んでくれるから言っているだけであり、暦以外の登場人物に対してこの台詞を言うことを嫌がっている。
- 副音声では、何とか彼女にこの台詞を言わせてみようともう一人の登場人物が仕掛けるという事が定番になっている。
- 副音声発の彼女の愛称として「バサ姉」がある。
- 一部の間で掟上今日子の正体は彼女ではないのかと噂されていたが、混物語でこれは否定された。
脚注[編集]
- ↑ なおこれは忍野メメが命名した物。
- ↑ なおこの時忍が暦の影に入ってなかったら...。
- ↑ ただしこれはかなり昔のデータのようなので、現在はそうでもないのかもしれない。