入野家住宅
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入野家住宅(いりのけじゅうたく)とは、栃木県市貝町大字赤羽2877に存在する国の重要文化財である。
概要[編集]
入野家は江戸時代初期から当地の名主だったとされ、建物は江戸時代後期の天保7年(1836年)に築造されたと残された文書などから判明している。
母屋は桁行19.5メートル、梁間は8.5メートル、東南面の突出部が桁行14.3メートル、梁間は5.1メートル、茅葺きの寄棟造で、1部が2階になっている。部屋割りは前側の部分が玄関・座敷など、後ろ側が土間・馬屋・居間・寝室などである。間仕切りの壁が少なく、寝室以外は開放的な建物である。
昭和43年(1968年)4月、栃木県における上層農民の農家としては典型的な建物であるとして、母屋と入母屋造の長屋門が国の重要文化財に指定された。