光害

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光害(ひかりがい)とは、によって起きる公害

天体観測[編集]

天体観測において、人工の光で空が明るいことは大きな障害になる。限界等級が下がる。人工的な光が多い都市部だけでなく、地方でも、都市部の光が漏れ、天体観測に支障を来すことがある。

生物[編集]

多くの植物は、明るい時間の長さによって季節を判別する。
夜間でも明るいと、植物(特に短日植物)が季節を勘違いし、植物が育たない、といった事態になることがある。植物を起点とする生態系に影響を及ぼし、農業にも大きな打撃を与える。
また、人間を含め、生物の体内時計が狂い、健康を損ねる可能性がある。

対策[編集]

  • 街灯の光が必要最低限の場所だけを照らすように、カバーをかけたり、向きを調整したりする。
  • 赤い光は効果的。
  • もちろん、誰もいない部屋の電灯を消すことも効果がある。

規制[編集]

岡山県井原市には、合併した美星町から引き継ぎ、夜間の照明を規制する光害防止条例が制定されている。