佐野遺跡(さのいせき)とは、長野県下高井郡山ノ内町佐野畑中1174-1に存在する国指定の史跡である。
夜間瀬川中流域、山ノ内盆地の南西部に存在する縄文時代の集落跡である。出土品の中で縄文時代晩期前半から中期頃の土器が中部地方独特の様式を持っていたことから、佐野式と名付けられている。また亀ヶ岡式の皿や壺も発見されており、当時の交易の様子を知る資料となっている。
この遺跡は中部地方における縄文時代晩期の代表的な集落跡として重要視され、国の史跡に指定されている。