伊勢国司伝記

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伊勢国司伝記(いせこくしでんき)とは、戦国時代史料である。

概要[編集]

著者・成立年代[編集]

著者も成立年代も不明である。少なくとも永禄年間より後なのは確かである。

内容[編集]

この著は「国司家幷長野家之事」の章段名を持つ1章8記事と「長野分部細野稲生関五氏系図」から成っている。題名から伊勢国国司だった北畠氏の伝記のように思われるが、実は北畠氏に関する記事は最初の2つだけで、後の6記事は長野氏に関するものであり、ほとんど長野氏に重点が置かれている。なお、長野氏についてでもほとんどが織田信長との関連についてである。そして、記事の中に「軍紀」の誤りを正す意図がうかがわれ、その中には『甲陽軍鑑』や『伊勢軍記』の名も見えている[1]

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. 「戦国軍記事典」(古典遺産の会和泉書院2012年)、P338

参考文献[編集]