京王8000系電車

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京王8000系電車とは、京王電鉄1992年から1999年にかけて導入した鉄道車両である。

主な車両性能[編集]

・車体:ステンレス

・主要機器:VVVFインバーター制御

・重量:28t-37.5t(更新前)/ 26t-35.0t(更新後)

概要[編集]

京王線で初めてのVVVFインバータ制御を採用した。6+4両編成と8両編成が製造された。8732Fと8733Fはボルスタレス台車で製造された。

運用[編集]

6+4両組成時は京王線京王高尾線の分割特急で、4+4両組成時および6両単独時は各停や快速といった下位種別で使用されたが、2006年8月31日に8000系の分割が廃止され、実質10両固定編成となった後は京王線内の様々な運用で使用された。

8両編成は当初いわゆる「橋本特急」を中心に使用されていたが、橋本特急の廃止や優等の10両化が進むと各駅停車などの下位種別を中心に運用されるようになった。

改造[編集]

2009年に8728Fのクハ8728が事故廃車となったため、8714Fのクハ8814を二代目クハ8728とし、クハ8814が組み込まれていた場所には代替新造したサハ8564が組み込まれた。

車両更新[編集]

2014年よりリニューアル工事が開始された。化粧板の交換、座席モケットの交換、ドアはステンレス製からペーパーハニカム製に交換が行われ車体の軽量化を図った他、途中からVVVFの更新、車椅子スペースの設置と防犯カメラの設置が行われている。ただし、防犯カメラについてはlotubeの設置により途中で中止されている。6+4両編成においては中間に組み込まれていたクハ8750とクハ8800がそれぞれサハ8500とサハ8550に改造され、貫通編成とされた。但し8714Fについては、中間車化改造は5号車サハ8514(元クハ8764)のみ実施し、封鎖されていたサハ8564の新宿方貫通路を開放する独自の工事メニューが実施された。なお、10連に関しては電装解除などはされず、7000系や9000系と異なり6M4Tになっている。