二条家文書

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二条家文書(にじょうけもんじょ)は、藤原氏嫡流の公家、五摂家のひとつの二条家に伝わった古文書をいう。

歴史[編集]

江戸時代の二条家屋敷跡は現在、同志社女子大学今出川キャンパスの一角にある。 二条家の文書記録類の文書は1675年(延宝3年)の火災でことごとく消失した。従って現在残るのはこの火災以後の文書である。 二条家の古文書は京都教育大学同志社大学慶應義塾大学国文学研究資料館明治大学博物館東京大学史料編纂所などに分散して所蔵されている。 同志社大学の二条家文書は即位灌頂、天皇の和歌、二条家当主の画像、二条家領についての判物、幕末の政治動向を伝えるものなどがあり、国指定重要文化財となっている[1][2]

参考文献[編集]

  1. 吉野健一・眞田拓弥(2020)「同志社大学所蔵二条家文書について」同志社大学歴史資料館館報 (23), pp.1-26
  2. 大山和哉(2023)「同志社大学蔵二条家文書の女性筆写資料」同志社国文学 (98),pp.310-325