中国製造2025(ちゅうごくせいぞうにーまるにご)とは、中華人民共和国の習近平指導部が2015年に打ち出した製造業の長期発展戦略のことである。
次世代情報技術や電気自動車(EV)、航空宇宙機器、半導体など10分野を重点産業に位置付け、製造業の国際競争力を2025年を目標に一気に引き上げることを目指すことになっている。2049年までに世界トップレベルの製造強国になることも掲げている。中国政府が補助金などで先端産業を全面支援し、中国企業が最新技術を持つ海外企業を買収することも奨励する。民間技術を軍事力強化にも活用する「軍民融合」も加速させる。