東京都交通局上野懸垂線

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休止前まで使用されていた40形

東京都交通局上野懸垂線(とうきょうとこうつうきょくうえのけんすいせん)とは、東京都台東区上野動物園内にあった、東京都交通局が運行していた懸垂式のモノレール。途中で公道を通るために、動物園の遊具ではなく、正式な鉄道路線となっていた。上野動物園東園駅上野動物園西園駅を結んでいた。

沿線概況[編集]

上野動物園東園駅を出ると、すぐに林の中に入った。左手には上野東照宮が見えた。しばらくすると左に曲がり、動物園通を通過すた。その後は右に曲がり、 上野動物園西園駅に着いた。路線は「?」を左右逆にしたような形で、営業キロは0.3km、線路の実延長は310mであった。所要時間は1分半とされたが、実際には約1分50秒であった。日本最短のモノレールであった。

車両[編集]

40形2両編成1編成のみで運用している。現在の車両は4代目。

歴史[編集]

  • 1957年に、日本初のモノレールとして開業。
  • 2019年1月23日10月31日の運行を以て設備老朽化を理由に無期限運休に入ることが発表されたが、その翌日には車両故障が発生したため3月14日まで運休を余儀なくされた。その後当初の予定通り10月31日を以て運行を一時休止した。運休中はCNGバス(2020年5月まで)、電気バス(2020年5月から)が代替路線として機能した。
  • モノレールの運行再開は都民の意見を参考に検討するとしていたが、ついに2023年12月27日付で正式に廃止されてしまった。なお過去にも3回設備更新を理由に長期間運休を経験しており、がたが来ていたことは明らかである。
  • 2024年:新たな乗り物として、上り勾配を電気動力で登り、下り勾配をジェットコースターの様に重力だけで下る車両を導入することを発表した[1]

脚注[編集]