万年筆

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万年筆(まんねんひつ)とは、毛細管現象を利用し、軸に保持したインクで筆記できるペンである。万年筆の登場により、それまでのペンはつけペンとして再命名された。

概要[編集]

万年筆の登場まで第一線で使用されていたつけぺんはペン先に保持したインクでのみ筆記するため、頻繁にペン先をインクに浸す必要があった。それだけでなく、つけすぎたインクが垂れたり、インク瓶を倒してインクをぶちまけ、書類が台無しになってしまうこともあった。イライラして力を入れるとペン先がぶっ壊れ万年筆の修理が必要になったりする。ペン先は純金が使われていることが多いので修理代が高い。 ペン先は純金でできているため結構硬い。だが力を入れると、まがる。ペン先はダイヤモンドの次に硬いらしい。

万年筆は軸内にインクを保持するため、つけペンよりも多くのインクを保持することができ、普通の使用していればインクが垂れるようなこともない画期的なものであった。


日本では明治時代に外国からの万年筆が輸入され、明治41年には国産化が進められた。大正時代には現在も万年筆を製造しているセーラー万年筆パイロットコーポレーションプラチナ萬年筆などが創業している。かつては公文書など、正式な書類に筆記する際の代表的な筆記具であったが、ボールペンの台頭により徐々にシェアを奪われていった。現在では万年筆特有の滑らかな書き味や質感を味わう、趣味の筆記具として使用するユーザが増えている。

関連項目[編集]