七人の侍

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七人の侍
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七人の侍』(しちにんのさむらい)とは、黒澤明日本映画である。

外国での評価が高く、七人の侍を西部劇にアレンジした荒野の七人という映画も作られている。

概要[編集]

1954年4月26日に公開された日本映画。東宝製作で当時としては莫大な資金を使って、製作された。

ストーリー[編集]

村人は野武士による略奪に困り果てていた。野武士とは山中に住み略奪で生計を立てている敗残兵たちである。

年寄りのアイデアで、都で貧しい侍を探し「飯を食わせるから一緒に住んでくれ」と頼んで村に連れてきて用心棒にすることになる。爺さまは「侍がいれば野武士は襲ってこない」と考えたのである。

七人の個性豊かな侍が村に来るが、それでも野武士の略奪は止まず、七人の侍の働きによって野武士は全滅し、村に平和が戻る。

その他[編集]

  • ある百姓は、侍とともに、さらわれた女房の救出に野武士の砦に行くが、女房は自殺してしまうなどの悲劇も盛り込まれている。
  • 羅生門と比べると笑える作品で、抱腹絶倒級のシーンも点在する。
  • 百姓たちは野武士を迎え撃つ予行演習では竹槍程度しか持っていなかったが、実は落武者狩りで手に入れた武器を多量に隠し持っていたなどの人間の愚かな性質を巧みに描写している。
  • 落武者狩りとは、戦で勝敗が付いた後、負けた側の生き残りの武者を掃討することで、生き残りの武者を殺すと勝った側から褒美が貰えるのである。
  • 1999年の千秋実の逝去で、演じた七人の侍は全員鬼籍入りした。

外部リンク[編集]