一生奉公(いっしょうほうこう)とは、江戸城大奥における規則の1つである。大奥は基本的に女中などは一生奉公するものと決められているが、全てが一生奉公というわけではない。大奥のうち、一生奉公するのは御目見え以上の女中のうち、御年寄や御中臈などの上級の女中のみであり、これらは一生、征夷大将軍や御台所に仕えて勤務することを余儀なくされるが、御目見え以上あるいは以下で下級の女中などは、適齢期を迎えると大奥を下がることを許されていた。