ヴァンフォーレ甲府関連の騒動一覧

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ヴァンフォーレ甲府関連の騒動一覧とは、日本プロサッカーリーグヴァンフォーレ甲府に関連した騒動の一覧である。

ここでは、ヴァンフォーレ甲府関連のうちネット上を中心とした騒動について取りまとめる。なお、「経営危機問題」「商標権問題」「番狂わせ甲府」などウィキペディアピクシブ百科事典ニコニコ大百科といった主要wikiで既に取り上げているものは省略する。

確認されている騒動一覧[編集]

個人[編集]

水泳選手ブーイング批判によるブログ炎上[編集]

2006年4月30日のJ1第10節のジュビロ磐田とのアウェーゲームにて倉貫一毅福西崇史のタックルにより負傷し、長期離脱となった。福西は以前から激しいタックルをすることで有名であったが、このことに慣れていない甲府サポーターは福西に対して憎悪を募らせていた。それから4ヶ月後の8月26日、甲府はホームゲームで磐田と対戦。そこでスターディングメンバーに福西がアナウンスされると甲府サポーターからの大ブーイングが飛び、試合でも福西がボールを持つたびにブーイングが飛ぶなど終始ピリついた雰囲気となった。

この試合を山梨で活動していた水泳シドニー五輪代表の萩原智子が観戦していたが、福西の度重なるブーイングに対し「特定の選手にブーイングを浴びせるの行為について、なんともいえない悲しさに包まれました」と甲府サポーターのブーイングに苦言を呈する内容を地元紙である山梨日日新聞に投稿し、9月5日に掲載された。萩原はブーイングを行なった理由を知らなかったうえでの投稿であったが、これに対して甲府サポーターが記事を読んで激怒しブログが晒され炎上、萩原はコメント欄を閉鎖のうえ謝罪文を掲載した。しかし甲府サポーターの怒りは収まらず、特に2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)の甲府スレッド住民は国内サッカー板だけでなくニュー速板やニュー速VIP板などにも拡散し、萩原智子のブログを潰すように煽動した。しかし事情を知らずに謝罪したのにのも関わらず荒らしを煽動するやり方が批判され、特にVIPPERは「同じ目に遭わせてやるンゴ」と国内サッカー板の甲府スレッドに突撃し、AA荒らしを行なったため一時甲府スレッドが機能不全に陥った。

これについて一時期ウィキペディアの炎上 (ネット用語)の項目にも書かれていたが、出典不成立を理由に現在は削除されている。

掲示板荒らし冤罪[編集]

2013年、2ちゃんねるのヴァンフォーレ甲府スレッドで早稲田大学出身を名乗る者(以下「W」と表記)が現れ、連日母校自慢と山梨県の地域蔑視、さらにヴァンフォーレを嘲笑する川柳を延々と繰り返していた。本来であれば無視するべきであるが、甲府スレッド住民が相手にしてしまったためWははしゃぎにはしゃいで荒らしを継続。さらにWが現れたタイミングでチームは8連敗を喫してしまい、Wの荒らしは次第にエスカレートした。しかしチームの連敗がストップすると荒らしに飽きたのかWは姿を見せなくなり、その後チームは調子を取り戻しJ1残留を果たした。

ここまでならよくあるネット上の荒らしであるが、翌2014年の正月に「Wの正体が判明した」という書き込みと同時に山梨出身の鉄道ライターのブログが晒された。そのブログに書かれていた記事を見るとWが行っていた荒らしの内容に酷似しており、さらにその鉄道ライターの母校が早稲田大学であったことから同一人物と判断した一部の住人がコメント欄を荒らす事態になった。これに対し鉄道ライターは即座にコメントを削除し、さらにアクセス解析から2ちゃんねらーと判断。Twitter(現・X)で「2ちゃんねらーが(荒らしに来た)」と煽ったためスレ住人はヒートアップ。婚活サイトの記事や本人の顔まで晒され、さらにウィキペディアにまで記事が作成されるなど[1]炎上し、鉄道ライターのブログは休止に追い込まれている(1ヶ月後に復活したが、現在は別の理由で閉鎖)。

実はこの鉄道ライターはサッカーに興味がなく(甲府の選手の引退に少し触れたことはあるが、その他の内容は殆ど鉄道と政治絡みばかりである)、荒らしを甲府スレッド住民ではなく2ちゃんねらーという認識であったこと(鉄道ライターはTwitterで度々2ちゃんねらーを嫌悪しているツイートをするなど大の2ちゃんねる嫌い)、また川柳も読まないことから完全な冤罪であるが、鉄道ライターの勘違いや対応のまずさによって炎上が拡大してしまった。なお、Wの正体は現在もわかっていない。

はくばく恥ずかしい事件[編集]

2016年8月6日、地元出身の女性フリーアナウンサーが新宿駅でヴァンフォーレサポーターを見かけたとしてTwitterに投稿したが、その内容は「新宿駅にヴァンフォーレユにの人達がwwはくばく恥ずかしい。(笑)」(原文ママ)という胸スポンサーを揶揄する内容であったことから炎上した。しかも女性フリーアナウンサーはかつてヴァンフォーレクイーンとしても活動していたことや、サッカー関係全体を馬鹿にするツィートも発掘されるなどヴァンフォーレ以外のサポーターからも参戦したことで、収拾がつかなくなってしまった。その後女性フリーアナウンサーはツイートを削除し手書きの謝罪文を掲載したがその内容から火に油を注ぐ結果となり、その後女性フリーアナウンサーのアカウントは鍵垢を経て削除された[2]。一方で女性フリーアナウンサーに対して発〇障害などと人権侵害と受け止められるツィートやまとめサイトでのコメントが確認されている。

ちなみにはくばくやクラブもこの騒動を把握しているが、前者は「コメントは差し控える」、後者は「もう関わりのない人ですので」という回答であった。

多数決騒動[編集]

2018年にJ2へ降格した甲府であるが、この年も勝てない状況となり、吉田達磨監督の采配に不満を持つサポーターが続出した。そして4月14日のホームゲーム松本山雅FC戦に敗れるとゴール裏のサポーターは監督解任を求めて抗議活動を行なった。しかし当の吉田監督が帰ろうとしたためゴール裏のサポーターのフラストレーションが爆発。「監督が出てこない限りいつまでも残る」と抵抗したことからスタッフが慌てて吉田監督を呼び戻し、ゴール裏に姿を見てた。そこで行われたのは公開吊し上げで、その内容はコールリーダー(以下「F」と表記)が「監督に辞めてもらいたい人手を挙げてー」と勝手に多数決をとり始め、さらに吉田監督が「三連勝できなかったら、皆さんの気持ちを受け止めます」との述べるとサポーターグループの一人が「それじゃあ信用できない。三連勝できなかったら、辞めますとはっきり言って」という中学生のいじめさながらの光景であった。ちなみに吉田監督はこの時のやり取りを「地獄のような時間」と表現しているが、当然といえば当然である。

Fによる公開吊し上げが行われた後佐久間悟GMが今後の監督人事について検討すると約束したことからその場では解散となったが、このやりとりに不快感を感じた一部サポーターがSNS上でやり取りを公開し、そのあまりの幼稚な手口にFに対する批判が殺到した。これに対してFはサポーターグループの公式サイトで声明を発表したが、当然納得できるものではなく炎上は拡大する事態となった[3]。さらに地元紙の山梨日日新聞でも4月16日付の社説で番記者が非常識行為と批判し、「冷静になれ」と説教をする事態にまでなっている。

その後吉田監督は続投したが5月に解任され、また多数決をしたFはシーズン終了後にコールリーダーを降り、サポーターグループの公式サイトも閉鎖された。

企業[編集]

豚舎事件[編集]

2007年のユニフォーム発表で、はくばくに代わり某医療機器メーカー(以下N社)が胸スポンサーになることが発表された(N社の創業者が山梨出身。ちなみにはくばくは背中に移動)。この衝撃の発表に甲府サポーターはついにビッグクラブへの道を歩き始めたと活気にあふれたが、2年後にN社は突如完全撤退してしまう。あまりに唐突な事態に何かあったのではと察知した一部のサポーターは独自に調査を始める。すると「韮崎で大規模豚舎建設で反対運動が起きて撤回されたが、その豚舎はN社が主導をしていて撤回に激怒した社長が一切のスポンサードを取りやめた」という書き込みがあった。最初は「医療機器メーカーのN社がなんて豚舎建てるんだよ」というツッコミで溢れたが、実はN社が肝入りで進めていた豚コレラの研究施設で、当時の韮崎市長が市民に対して研究施設ではなく豚舎と説明していたことが発覚。実際撤回後の市議会でも問題になり、韮崎市長が「(豚コレラの研究施設だと)市民の反対運動が起きる恐れがあるので豚舎と説明した」と回答した議事録まで発掘され、甲府サポーターは怒り狂い「スポンサーを返せ」「株主降りろ」と韮崎バッシングを展開していった。

しかししばらくして、この件とスポンサー撤退は無関係ということが判明する。というのも研究施設が中止になって市議会で問題提起されたのが2005年で、さらに2006年11月の市長選挙でその韮崎市長は落選しており、N社の胸スポンサー発表は2007年1月なので時系列の整合性が取れないのである。撤退した理由はスポンサーになってから甲府の成績が低迷したこと、またN社にとって費用対効果が薄かったことなどが挙げられている。いずれにせよ研究施設と絡められてバッシングまでされた韮崎市としてはとんだ迷惑である。

なお、韮崎市は代わりに当選した市長の支援で練習場の整備が行われている。

信玄餅発祥騒動[編集]

2015年3月に北杜市で信玄餅を製造している金精軒よりコラボレーション商品として「ヴァンフォーレ寒天信玄餅」が発売された。SNSで話題になっていた一方で、2ちゃんねるの甲府スレッドでは「信玄餅は金精軒が正しいもので、ライバル企業のK社(非スポンサー)の信玄餅はパクリである」という書き込みがあり、これに反応した甲府スレッド住民によってK社の信玄餅の不買運動まで発展した。これに対していくらなんでもやりすぎと窘める書き込みもあったが、エキサイトした住民はK社の社員と決めつけ、さらに社員が荒らし行為を行なっていると憤慨して電凸まで行うものまでいたとされている。これを知ったK社の社長が激怒し、甲府のスポンサーになっている取引先に圧力をかけて撤退させたという話になったとされていた。

しかしこれについてK社自身が否定しており(騒動があったことすら知らなかった)、一部の甲府スレッド住民による自作自演だった可能性が高い。そもそもこのようなことで苦情の電話を入れたらカスタマーハラスメント(カスハラ)である。

ちなみに信玄餅の正しい解釈は「最初に出したのはK社であるが、現在商標を持っているのは金精軒」である(そもそもK社は「信玄餅」として販売していない)[4]

脚注[編集]