レジオネラ菌
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レジオネラ菌(れじおねらきん)とは、肺炎のひとつである「在郷軍人(レジオネラ)病」の病原菌である。
在郷軍人会の集会において肺炎症の集団発生が起きたことから知られた。原因は屋上にあったエアコンの室外機の受水槽において繁殖していたレジオネラ菌によるものであった。いわゆる「二十四時間風呂」でも発生しやすいので注意されたい。ただしレジオネラ菌は基本的には土中細菌であって常温における活動性はそれほど高くないため、「人間の体温くらいの温度で栄養素も含まれた状態」でないと、なかなか繁殖できない。それでも条件が揃えば培養が簡単であるうえに噴霧も容易であるため、薬剤耐性菌を開発してバイオテロに利用されかねないという、かなり危ない菌である。