モンゴロイド
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モンゴロイドとは、人類学創始期の人種分類概念の一つである。18世紀にドイツ人の人類学者ヨハン・フリードリヒ・ブルーメンバッハによって分類された五大人種に基づく。モンゴル民族が典型的な例であることからこの名が付いた。肌の色から「黄色人種」ともいうが、実際のモンゴロイドの肌の色は、白色から褐色まで幅がある。この概念に対して「数世紀前の人種差別に基づく古い分類であり、最新の科学的な根拠に基づいていない分類である」という批判もある。
登場に至った経緯[編集]
アフリカ大陸で人類が誕生してから世界各地へ広がっていったが、寒冷地では寒さが厳しく、彫りの深い顔では体表面積が大きいので凍傷が起きやすく生存に不利であった。また、日光が届きにくいところでは肌の色が濃いと紫外線を跳ね返し、ビタミンDの合成が困難であった。
分布[編集]
中央アジアで誕生し、北アジア、南北アメリカ大陸に渡ったと考えられる
他人種との混血[編集]
また、ヨーロッパに侵入したものはコーカソイドの集団との混血の結果、一部を除いて、概ね東ヨーロッパ人種に分類されている。