モバイルディスク
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モバイルディスクとは、東芝が販売していた名刺サイズのハードディスクドライブである。PCカードTYPE2と互換性があり、当時多くのノートパソコンに装備されていたPCカードスロットに差し込んで使用できるハードディスクドライブであった。
概要[編集]
2000年頃に販売されていたものであり、登場当時は2GB、末期には5GBのものが登場した。バスパワーで駆動できるストレージであり、当時主流であったMOやZIP (磁気ディスク)とは異なりドライブを必要としないというメリットもあった。また、当時のノートパソコンの多くにはPCカードスロットが装備されており、ATA規格で接続されていたためUSB1.1よりは速い転送速度を持っていた(カタログによる転送速度は5.2MB/s)[1]
なお、HDD故の耐衝撃性の弱さや消費電力が大きく、ノートパソコンのバッテリーの消費が早まるなどの欠点もあり、さらには競合品のマイクロドライブやフラッシュメモリの大容量・低価格化により、2001年の5GBモデルの終了以降製造されていない。持ち運びできるハードディスクドライブという点ではポータブルハードディスクの先を行っていたと言えるものの、時代を先取りしすぎた結果なのかもしれない。