メグ・ライアンの君

『メグ・ライアンの君』（- きみ）は、竹村洋平による漫画作品。

概要

• 第74回手塚賞準入選受賞作品。
• 手塚賞審査員からは「キャラの良さを存分に活かした演出にやられた」（尾田栄一郎）、「展開を補うセンスがある」（鳥山明）、「画力が高く読みやすい」（岸本斉史）、「ヒロインの一発勝負が良い」（稲垣理一郎）と賞賛を浴びた。
• そしてその後、月刊漫画雑誌「ジャンプスクエア」2008年2月号（集英社）にて読切掲載され、アイレボ -Ice Revolution-の第2巻に収録された。

あらすじ

学業、部活、恋愛とは程遠いパシリ生活を送っている政吉。彼はある日、偶然一人の女性の胸を揉んでしまう。しかもその女性は超凶悪暴走族・滅愚雷闇（メグライアン）の特攻隊長・真田丸蘭だった!! 彼女に目をつけられた政吉の運命はいかに……!?

登場人物

政吉（まさきち）

毎日パシリ生活を送る高校一年生。偶然蘭の胸を揉んでしまい、助けられたと勘違いされる。それからもパシリ生活は続くが、蘭が変わったことがきっかけに少しずつ変わっていく。

終盤で自分や蘭を轢き殺そうと乗用車で特攻してきた不良達のボスに強く啖呵切ることに成功、蘭が不良ごと乗用車を破壊（恐らく乗用車はどこかから盗んだもの故、無免許運転だったため、後に警察に逮捕されたと思われる）。晴れて蘭と結ばれた。

真田丸 蘭（さなだまる らん）

超凶悪暴走族・滅愚雷闇（メグ・ライアン）の特攻隊長。幼い頃から誰にも喧嘩に負けたことがないほど腕っぷしは強く、滅愚雷闇に勧誘されて以来、喧嘩三昧の毎日だったが、自分には何かが足りないという違和感に気付く。

鉄骨が頭上に降ってくるのを胸を揉まれた事がきっかけで回避し、政吉が助けてくれたと勘違いする。さらに助けてくれた政吉に恋をしていると気づき、政吉に告白するが逃げられてしまう（しかし実際は、彼女が政吉を吹っ飛ばしただけで、これもまた彼女の勘違いである）。

実はかなりの美少女で、政吉と付き合う為にそれまでのヤンキー姿を変え、別人のようになる。そして蘭の妹・凛（りん）と偽り、政吉に近づく。