ミレッラ・フレーニ
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ミレッラ・フレーニ(Mirella Freni, 1935年2月27日 - 2020年2月8日)は、イタリアのオペラ歌手(ソプラノ)で、若々しい声質と優れた演技力で評価が高い。彼女のレパートリーは約40ほどの役柄からなり、主にヴェルディとプッチーニを中心にしているが、チャイコフスキーの『エフゲニー・オネーギン』のタチヤーナも含む。小澤征爾は若い頃、ウィーンでオペラの練習のピアノ弾きをしており、ミレッラ・フレーニとブルガリアのバス歌手ニコライ・ギャウロフの練習の伴奏も担当していた。その後フレーニはニコライと結婚し、二人はしばしば舞台およびレコード録音で共演している。
生涯[編集]
イタリア北部のモデナで生まれる。1955年に地元の劇場でカルメンのミカエラ役でデビューする。ミラノの名門歌劇場であるスカラ座、アメリカのニューヨークのメトロポリタン歌劇場などで歌い、日本でも公演している。同郷の歌手で世界三大テノールの1人として知られるルチアーノ・パバロッティの幼馴染でもあった。
晩年は病気で長期にわたり療養生活を送っていたが、2020年2月8日にイタリアのモデナで死去した。84歳没。