マングース退治
ナビゲーションに移動
検索に移動
マングース退治(マングースたいじ)とは、沖縄県で行われている外来種のマングースの駆除のことである。
概要[編集]
毒蛇のハブに悩まされてきた沖縄県で、蛇を補食するマングースを導入したところ、マングースが農作物を食い荒らすようになり、マングースを駆除しなければならなくなったというトホホな事態である。しかも、マングースはハブ退治を殆どしていないことが判ったのである。良く考えないで行動するとトホホな結果になるという典型的な例である。
移入[編集]
沖縄本島に1910年、奄美大島には1979年頃に移入された。
駆除[編集]
1993年から名瀬市で、1995年から大和村、1996年から住用村で自治体による駆除が始められた。主に箱罠やカゴ罠を使い駆除され、最大1500匹の捕獲に成功した[1]。
環境省により1996年から1999年にかけて鹿児島に委託し、データを取得。2000年~2004年にかけて、捕獲期間の延長、駆除の人員増加が図られた。その結果、3~4千匹のマングース駆除が行われたが、耕作地周辺が中心であった為、在来種が生息する場所で捕獲は少なかった。農業被害の減少によって2003年度に中止になった。 3 年間で、計19469匹が捕獲された[1]。
2005年からは特定外来生物の防除事業に移行して、駆除が行なわれるようになった。これにより予算が増やされ、専従従事者が「奄美マングースバスターズ」呼ばれるようになった。ロゴマークが募集され、採用されたロボはバスタースの車に貼られた[2]。報償費は2200円だったが 、4000円に増額された。
奄美大島では、2018年4月以降、捕獲されていない。