マルワーン1世
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マルワーン1世(621年 - 685年5月7日)は、ウマイヤ朝の第4代カリフ(在位:684年 - 685年)[1]。
生涯[編集]
マルワーン1世は初代のムアーウィヤ1世のはとこにあたり、父はハカムという。・ムアーウィヤ1世の父・アブー・スフヤーンの叔父・アブー・アル=アースの孫である。そのためムアーウィヤとは別系のウマイヤ一族である。また第3代正統カリフ・ウスマーンとは従兄弟同士であり、ウスマーンの父・アッファーンは、マルワーンの祖父・アブー・アル=アースの息子のひとりであり、ムアーウィヤ2世が死去した時、マルワーンはウマイヤ家の長老であった。第3代のムアーウィヤ2世まではムアーウィヤ1世の血筋であるが、以後のカリフはこのマルワーン1世の血筋から受け継がれた。
683年にムアーウィヤ2世が死去したため跡を継いだが、力不足の老人でイブン・アッズバイルに対抗できなかった[1]。元々即位時点で老齢もあり、685年に死去した[1]。生年には621年[1]のほか、623年3月28日の説もあり、享年は65か63となる。
跡を子のアブドゥルマリクが継いだ。