マジョーラ
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マジョーラとは、日本ペイントが開発した分光性塗料であり、同社の登録商標でもある。構造色と同様に分光作用を利用して発色する塗料であり、数は少ないながらも自動車の純正カラーとしても採用されるケースもある。
概要[編集]
クロマフレアと呼ばれる顔料がベースとなっている。この顔料は1μmの厚さで五層からなる構造となっており、光の50%を表面層で、残りの50%が中間層で反射する構造である。そのため、光がそれぞれの層で分光・干渉されて発色するだけでなく、見る角度を変えることで発生する色の波長が変わり、異なった色彩に見えるようになる(カラーシフト)。
マジョーラで塗装された自動車は派手なイメージが多いものの、濃色系で控えめなカラーシフトの塗装もラインナップされている。
自動車用塗料だけでなく、同様の色彩を持つ塗料がプラモデル向けなどで販売されていたりする。
2021年12月に行われた建築系の展示会に出展し、同社の内装塗料シリーズと共にマジョーラも展示。マジョーラで塗装した車とマジョーラのカラーサンプルを展示していた。開発者曰く、マジョーラはアクセントカラーとしても有効であり、癖が強いからこそアイコンになるとのこと[1]。
由来[編集]
ラテン語で魔法を意味する「MAGIA」と自然界で観察できるカラーシフト現象である「AURORA」を組み合わせMAGIORAとなり、GをZとすることで究極性を強調してMAZIORA(マジョーラ)となったとされている。