ボディコーティング
自動車等のボディコーティング(ポリマー ガラスコーティング他)はガラスや樹脂で出来た皮膜でボディをコーティングし、塗装面を紫外線や塩素等の有害物質から保護するためのものである。
2016年時点では自動車(カーディティーリング)業界ではガラスコーティングが主流である。純度の高いガラスコーティングほど撥水しない。これは窓ガラス同様にガラス成分比率が高い事を示す。撥水性ガラスコーティングもあるが、溶剤成分に撥水成分を添加したものである。
ボディコーティングの種類[編集]
ボディコーティングは主にガラスコーティングと樹脂コーティング系が主流となっている。コーティング専門店などにおいてはガラスコーティングの上に樹脂コーティングをさらに施工するサービスもある。また、一般ユーザー向けの市販コート剤はガラス系コーティングと言われるものが主であり、これは樹脂コーティング剤に近いものである。
ガラスコーティング[編集]
ガラスコーティングは最も強靭なボディーコートであり、メンテナンス次第で年単位で持続できる耐久性が特徴である。石油系溶剤を使わず、コート剤が空気で硬化するものであるため施工に時間がかかるほか、技術が必要とされており素人の施工はなかなか難しいといわれる。
樹脂コーティング[編集]
レジンなどの樹脂素材を利用して行われるボディーコートである。ポリマーコーティングやレジンコーティングなどと言われることもある。施工性がよく、定着もガラスほど時間もかからないため安価に施工することができる。一方で耐久性に難があり、定期的な再施工やメンテナンスは必須である。
ガラス系コーティング[編集]
洗車用品としてカー用品店で販売されているコート剤の大半はこのガラス系コーティングである。ガラスコーティングとは違いガラス皮膜を作らないものである。これは樹脂コーティングに近いものであり、成分のなかにガラス成分が含まれているため「ガラス系」コーティングと呼ばれているものである。耐久性は低いものの、近年は洗車後の濡れた状態でも施工できるものも多く、手軽に艶が出せることからカーワックスの代わりに多く販売されるようになったものである。なお、耐久性はレジンコーティングと同等かそれより低いこともある。