ペンシルベニア州
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ペンシルベニア州(ペンシルベニアしゅう)は、アメリカ合衆国の州である。
概要[編集]
アメリカ東部の州。州都はハリスバーグに置かれているが、最大都市のフィラデルフィアが事実上の州の中心である。
地理[編集]
アメリカ合衆国の東部。南西部、アパラチア山脈にある、標高979mのデイヴィス山が最高峰。
気候[編集]
温暖湿潤気候(Cfa)など。州都ハリスバーグの気温は、夏・冬とも秋田に近い。
下位行政区分[編集]
67個の郡に分かれている。
主要都市は、以下の5つ。
- ピッツバーグ(アリゲニー郡) - 州西部。第二の都市で、フィラデルフィアから400km以上離れている。かつては鉄鋼業で栄えた。
- レディング(パークス郡) - 州東部
- フィラデルフィア(フィラデルフィア郡) - 州東部。最大都市で、全米を代表する大都市のひとつ。
- アレンタウン(リーハイ郡) - 州東部
- エリー(エリー郡) - 州西部。五大湖の一つ、エリー湖に面している。
歴史[編集]
中世以前はレナペ族などが暮らしていた。
17世紀になり、スウェーデンが、現在のデラウェア州を中心に、デラウェア川沿いに植民地を建設した。その後オランダ、イギリスの手にわたる。1681年に、ペンシルベニア植民地として一つの植民地となった。翌1682年には、首都フィラデルフィアが建設された。
その後、フィラデルフィアがアメリカ13植民地最大の都市で、アメリカ独立運動も主にフィラデルフィアを中心に行われ、ペンシルベニアこそがアメリカの一番中心の州であった。アメリカ合衆国の建国後、首都がワシントンとなったが、ワシントンの町が整備されるまではフィラデルフィアが事実上の首都であった。
近代以降は、130km北東のニューヨークが世界屈指の大都市に発展していき、フィラデルフィアはやや影の薄い存在となった。
交通[編集]
空港[編集]
10ヶ所を越える空港がある。主要空港は次の通り。
- ピッツバーグ空港
- ハリスバーグ空港
- フィラデルフィア空港
- アレンタウン空港
- トレントン・マーサー空港(ニュージャージー州)
鉄道[編集]
フィラデルフィアを中心に発達している。以下が主要列車。
- アセラ・エクスプレス号
- 運行区間:ワシントン - フィラデルフィア - ニューヨーク方面
- 州内の停車駅:フィラデルフィア30丁目通り駅
- 本数:毎時1本
- 備考:アメリカのメガロポリス縦貫列車。
- ペンシルベニアン号
- 運行区間:ピッツバーグ - フィラデルフィア - ニューヨーク
- 州内の停車駅:多数
- 本数:一日1本
- 備考:ペンシルベニア州の二大都市を、約7時間半かけて結ぶ長距離列車。ニューヨークへも直通する。
関連項目[編集]
脚注[編集]