ペロハチ

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ペロハチとは、零戦パイロットたちによるアメリカ戦闘機P-38への軽蔑を込めた呼び名である。形状から「メザシ」とも呼ばれた。

概要[編集]

ローマ字の「P」をドイツ語風に「ペー」と発音し、「3」を故意に「ろ」と誤読し「8」は普通に「ハチ」と発音したものである。その他、ペロッと食える(簡単に撃墜できる)からという俗説もある。

P-38はレシプロ戦闘機としては珍しい双発機で重量が重く、旋回性能も悪く、太平洋戦争初期には身軽な零戦にとってカモのような存在であった。しかし後に、重量が重いために急降下のときに猛スピードが出せる。防弾性能が優れている。などの零戦とは真逆の特性を生かした戦法を取るようになると零戦にとって強敵となった。

航続距離や滞空時間が長いという特性は零戦と共通している。

アメリカのレシプロ戦闘機は通常、機銃が主翼にあり、自機のプロペラを避けて左右に大きく離れていて正確な射撃が行えないが、P-38はプロペラの方が左右に離れているため、中央に取り付けられた機銃から正確な射撃ができる。尚、零戦はプロペラ同調装置を取り付け、回転するプロペラの間から機銃を撃っていた。ドイツ空軍は、プロペラの軸内から機銃を発射する方式をとっていた。

その他[編集]

海軍大将、山本五十六が搭乗する一式陸上攻撃機をブーゲンビル島で撃墜したことは有名である。