ヘンテナ
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ヘンテナとはアンテナの一種であり、「変なアンテナ」という意味のアンテナである。なお、アンテナとしては必要十分に動作する。
概要[編集]
1972年の日本のアマチュア無線家が開発したといわれており、縦長なのに水平偏波になったり、適当に作ってもそれなりに動作するから変なアンテナ=ヘンテナと名付けられたという。
長辺を1/2波長、短辺を1/6波長とした縦長の四角形のような構造になっており、長辺の下から1/10波長くらいに給電点を設けるものである。また、調整は給電点の位置をずらすことで行われ、SWR計などで最良点を探っていく必要がある。場合によってはバランを使う必要もあるなど、手間がかかるアンテナであり、凝った物を作ると既製品以上の値段となってしまうこともある。だが、作る楽しみというのもアマチュア無線の醍醐味である。
一般販売などはされておらず、されたとしても購入者が手を加える必要のあるキット品がほとんどであり、その多くは自作によるものである。なお、地デジ受信用にヘンテナの製作をしている人も見られるなど[1]、用途や見た目、材質に拘った多くのヘンテナが製作されている。また、多数スタックさせた6エレヘンテナ[2]の製作例もある。
余談[編集]
ヘンテナはアマチュア無線家の間で広がったアンテナであり、当然ながら業務無線などで使用されるわけもない。そのため有意な第三者言及は期待できず某フリー百科事典では信頼できる情報源が無いというテンプレートが貼られてしまっている。