ヒラタウミガメ
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ヒラタウミガメ(学名:Natator depressus)とは、ウミガメの一種である。ヒラタウミガメ属に属する唯一の種である。別名として「フラットバック」「オーストラリアアオウミガメ」「ヒラタアオウミガメ」「ヒラメウミガメ」がある。
概要[編集]
オーストラリア大陸の北部、インドネシア、パプアニューギニアに分布する[1]。産卵はオーストラリア北部のみで行われる。
他のウミガメは外洋で生活するが、ヒラタウミガメは浅い陸棚海域に生息する。
イカやナマコ、ソフトコーラル、巻貝等の軟体・無脊椎動物を食べる[1]。
分類[編集]
記載された当時は、アオウミガメ属に属すると考えらており、この頃は「ヒラタアオウミガメ」と呼ばれていた。
1988年に骨格から本種は、アオウミガメ属ではなく、アカウミガメ属・タイマイ属でもないとされ、新属「ヒラタウミガメ属」が提案された。
形状[編集]
甲長は平均65cm。体が幅広く、平たい。背甲は楕円形で、後半になると縁が反り返っている。
背甲の肋甲板は各4枚で、椎甲板は5枚である。頭は幅広く大きいが、前肢は小さい。
脚注[編集]
- 出典