ネフィリム

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ネフィリム(英:Nephilim)とは、創世記の頃から登場する巨人。「ネピリム」とも。

概要[編集]

創世記[編集]

人が地のおもてにふえ始めて、娘たちが彼らに生れた時、神の子たちは人の娘たちの美しいのを見て、自分の好む者を妻にめとった。[中略...] そのころ、またその後にも、地にネピリムがいた。これは神の子たちが人の娘たちのところにはいって、娘たちに産ませたものである。彼らは昔の勇士であり、有名な人々であった。 — 創世記(口語訳)6章1節から4節
  • ネフィリムは普通の人間ではなく、「神の子たち」つまり天使または堕天使人間の混血となっている。
  • 『昔の勇士であり、有名な人々であった。』という部分からは、戦って名を挙げていたようで、数的にも相当数存在していたように思われる。
  • しかしその後すぐノアの大洪水の記述になるため、ネフィリムは一旦絶滅したかのように見える。
  • しかし論理的に考えると、その後人類が増えた後から再度ネフィリムが新たに産まれる可能性は十分存在するように思える。人間の見地からは。
  • ちなみにこの辺りの聖句の記述だけだと、ネフィリムが巨人だった事は分からない。

民数記[編集]

カナンの土地を偵察に行った斥候部隊の一部からは、次のような報告がある。

「わたしたちが行き巡って探った地は、そこに住む者を滅ぼす地です。またその所でわたしたちが見た民はみな背の高い人々です。わたしたちはまたそこで、ネピリムから出たアナクの子孫ネピリムを見ました。わたしたちには自分が、いなごのように思われ、また彼らにも、そう見えたに違いありません」。 — 民数記(口語訳)13章32節から33節
  • この辺りの聖句の記述だと、ネフィリムが巨人を意味する事が分かる。
  • ただ、ノアの大洪水で一旦絶滅している気がするので、再度「神の子たち」つまり天使が再度堕天使となって地上に来たのか?という点に疑問が残る。
  • 単に「背の高い人々」の事をネフィリムに例えただけにも見える。

ユダの手紙[編集]

主は、自分たちの地位を守ろうとはせず、そのおるべき所を捨て去った御使たちを、大いなる日のさばきのために、永久にしばりつけたまま、暗やみの中に閉じ込めておかれた。 — ユダの手紙(口語訳)1章6節
  • 上記の疑問『再度「神の子たち」つまり天使が再度堕天使となって地上に来たのか?』という点には一旦これが答えになる。
  • 「そのおるべき所を捨て去った御使たち」は「大いなる日のさばきのために、永久にしばりつけたまま、暗やみの中に閉じ込めておかれた。」という事は、再犯はできないようにされていた模様。
  • その他の天使堕天使となる可能性は残されているように見える。人間の見地からは。

コリント人への第一の手紙[編集]

なぜなら、この世の知恵は、神の前では愚かなものだからである。「神は、知者たちをその悪知恵によって捕える」と書いてあり、更にまた、「主は、知者たちの論議のむなしいことをご存じである」と書いてある。 — コリント人への第一の手紙(口語訳)3章19節から20節
  • 人間の見地からはこれ以上は分かりそうにない。天で必要な対処は既に天でやっているのかと思われる。

日本にも居た?[編集]

2008年6月14日に発生した岩手・宮城内陸地震の際に、崩れた土砂の中に巨人の骨が見えた、という話はある[1]

脚注[編集]

  1. ライブドアブログ - ウェイバックマシン(2020年11月14日アーカイブ分)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]