ニール・シーハン
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ニール・シーハン(Neil Sheehan、1936年10月27日 - 2021年1月7日)は、アメリカのジャーナリスト。
来歴[編集]
アメリカ東部・マサチューセッツ州出身。特派員としてベトナム戦争を取材し、1971年にニューヨーク・タイムズの記者としてペンタゴン・ペーパーズ(ベトナム戦争をめぐる米国防総省の秘密文書)を入手し、アメリカのベトナム介入の内幕をスクープした。ベトナム戦争を描いたノンフィクション・「輝ける嘘」(1988年)がピュリツァー賞と全米図書賞を受賞している。
2021年1月7日、首都ワシントンの自宅でパーキンソン病の合併症により死去した。84歳没。
ペンタゴン・ペーパーズを入手した経緯は情報源の自宅から文書を勝手に持ち出してコピーしたのだと言われている。情報源も勤務先から文書を無断で持ち出してコピーしていた。このため、後に「貴方も文書を盗んだんだな」と言われた際に「私は盗んでいない。文書はアメリカ国民の財産である」と語ったという逸話がある。文書により、アメリカ政府がベトナム戦争の実情を国民に正しく伝えていなかったことが明らかになった。