トリチウム水

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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トリチウム水(トリチウムすい)とは、三重水素(トリチウム)を含むである。東日本大震災での東京電力福島第1原発事故で溶け落ちた核燃料(デブリ)を冷却するために注水を続けており、デブリなどに触れた水が汚染水となって増え続けている。東京電力(東電)は多核種除去設備(ALPS)で汚染水を浄化しているが、放射性物質トリチウムは除去できない。トリチウムは人体への影響が比較的小さいとされ、他の原子力発電所(原発)では希釈してに放出している。福島第1原発では風評被害の懸念からトリチウムを含んだ水をタンクに保管しているが、タンクが増え続けており、廃炉作業に影響が出かねないという問題もある。