トヨタ・コンフォート
コンフォート(COMFORT)は、トヨタ自動車が開発、販売する乗用車。
2018年まで製造されていた4ドアノッチバックセダンの初代と2018年に香港・マカオ市場で発売された5ドアトールワゴンの2代目がある。
初代コンフォート(XS10)[編集]
ボディタイプ | 4ドアノッチバックセダン |
形式 | XS11 TSS11 XS13 TSS13 |
駆動方式 | 後輪駆動 |
トランスミッション | 5速MTまたは4速AT |
全長 | 4,590mm |
全幅 | 1,695 mm |
全高 | 1,515 mm |
エンジン | 3Y-PE型直列4気筒ガスミキサーLPGエンジン 4S-FE型直列4気筒ガソリンエンジン 2L-TE型直列4気筒ディーゼルエンジン 1TR-FPE型直列4気筒液体噴射式LPGエンジン 3S-FE型直列4気筒ガソリンエンジン 1TR-FE型直列4気筒ガソリンエンジン |
総排気量 | 1,800 cc(4S-FE) 2,000 cc(3S-FE/3Y-PE/1TR-FPE) 2,400 cc(2L-TE) |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン(4S-FE/3S-FE/1TR-FE) 軽油(2L-TE) 液化石油ガス(3Y-PE/1TR-FPE) |
1995年12月にタクシー及び教習車として姉妹車種のクラウンコンフォートと共に発売。
全長を4,590mmに抑えることで小型タクシーの規格に収め、タクシーではLPGを燃料に、教習車ではレギュラーガソリンを燃料とするエンジンを搭載。タクシーや教習車として使いやすいようラゲッジルームのスペースや運転席周りの小物収納スペース、運転手の手元だけを照らす日報灯の設置など業務用車両に特化した設計が特徴である。ただ個人の自家用車としての購入事例が無い訳ではなく、21世紀に入ってからはラインナップ整理で次々と姿を消していった貴重なガソリンエンジンのMT車として教習車仕様を購入する例もあった他、トヨタテクノクラフトがチューニングした限定販売のコンプリートカーコンフォートGT-Zスーパーチャージャーも発売されている。
自動車学校の技能教習でお世話になった人も多いのではないだろうか。
2017年5月を以て強化される歩行者保護の安全基準へ適合させず、販売を終了した。
トランスミッション[編集]
トランスミッションは5速MTと4速ATを設定。タクシー仕様・教習車仕様共に選ぶことが出来た。
グレード[編集]
タクシー仕様は法人タクシー向けのスタンダード、スタンダードより装備を若干充実させたスタンダードデラックスパッケージ、個人タクシー向けに質感を向上させたSGの3種類が用意された。スタンダード・スタンダードデラックスパッケージではサイドミラーはフェンダーミラー、SGではフェンダーミラーの他ドアミラーも選べた。
一方教習車仕様はデラックスの1種類のみのモノグレード。サイドミラーはドアミラー。
2代目コンフォート(NTP10R)[編集]
初代コンフォート・クラウンコンフォートは日本と同じ左側通行圏の香港・マカオでも販売されており、製造・販売を終えた初代コンフォート・クラウンコンフォートの後継車として2018年に発売。
何のことはない。国内向けのジャパンタクシーを仕様変更したもので、外装はジャパンタクシーの和グレード(標準グレード)、内装は匠グレード(上級グレード)に準じている。
パワートレーンも国内向けと同じ直列4気筒1.5リッターLPGエンジンと電気モーターの組み合わせのハイブリッドカーである。