デジタルネイティブ
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デジタルネイティブとは、情報社会の中で生まれ育った世代のことである。言い換えれば、生まれた時からパソコンや携帯電話などの情報機器が普及していた世代のことである。ただ、「デジタル」とは情報機器だけを指すのではなく、不連続的な量を扱うもの全般を指すので、「情報機器ネイティブ」の意味で「デジタルネイティブ」と呼ぶことには語弊もあるが、現在ではこの用語が普及している。デジタルネイティブは1980年代以降に生まれた、つまり現在44歳以下の世代を指すのが一般的である。デジタルネイティブという言葉が生まれたのは、この世代が社会に出始めた2000年代初頭であり、普及したのは2010年代である。ただ、21世紀末には生きている人のほぼ全員がデジタルネイティブになると考えられ、この頃には歴史的な文脈以外でデジタルネイティブという言葉が使われることは少なくなるであろう。デジタルネイティブ世代には、インターネットの中の仮想世界と現実世界をあまり区別しないという特徴がある。デジタルネイティブの中でも、生まれた時からスマートフォンが普及していた世代はスマホネイティブとも呼ばれる。一方で、デジタルネイティブでない世代はデジタルイミグラントとも呼ばれる。