チェックアウトサービス

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チェックアウトサービスとは、かつて短距離寝台列車で行われていたサービス。

概要[編集]

1989年3月、寝台特急北陸の金沢行の下り列車のみ、サービス拡大策として導入されたものであった。

短距離寝台列車は、途中で時間調整を行っても、目的地への到着時間がどうしても早くなってしまう。その解決のために、終着駅到着後に、付近の構内に余裕がある駅に退避をさせて、ホテルのチェックアウト相当の時刻まで列車の中で休めるというサービスだった。

寝台特急「北陸」は、季節急行「北陸」1往復を1975年3月に定期のブルトレ化したものだが、サービス開始時の「北陸」は、金沢駅に6時33分に到着で、到着後に東隣の東金沢駅まで回送。そこで9時まで寝台の中で休めた。更に、東金沢駅から金沢駅に無料で普通列車に乗れるサービスもあった。

同様の寝台特急への拡大も期待されたが、1991年3月、防犯上の観点からチェックアウトサービスは終了した。

チェックインサービス[編集]

一方、国鉄時代にはチェックアウトサービスとは真逆で、遅い発車時間よりはるかに前の時間から列車で休めるサービスが仙台駅の上り全車寝台急行「新星」発車前に行われた。このサービスは東北新幹線開業による「新星」廃止で終了した。