ダニエレ・ルスティオーニ

ダニエレ・ルスティオーニ（Daniele Rustioni, 1983年4月18日 - ）は、イタリア出身の指揮者。

ミラノ出身。8歳の頃からミラノ・スカラ座の少年合唱団に所属し、ブルーノ・カゾーニに師事。1998年から地元の音楽院で作曲、ピアノ、オルガンを学んだが、合わせてギルベルト・セレンベに指揮法を教わり、キジアーナ音楽院のジャンルイジ・ジェルメッティに指揮の指導も受けた。イタリアでの音楽修行を終えた後、イギリスに留学し、ロンドン王立音楽院で指揮法の研鑽を積んだ。イギリス留学中にはコリン・デイヴィス、クルト・マズア、ジャナンドレア・ノセダの各氏のマスター・クラスを受講し、2007年にはノセダの力添えでトリノ王立歌劇場管弦楽団を指揮してコンサート・デビューを飾った。2008年にはサンクトペテルブルクのミハイロフスキー劇場でピエトロ・マスカーニの《カヴァレリア・ルスティカーナ》を振ってオペラ・デビューを果たし、2009年まで同劇場の首席指揮者を務めた。また2008年から2010年までジェッテ・パーカー・アーティスト・プログラムに参加し、プログラム終了後はコヴェントガーデン王立歌劇場でアントニオ・パッパーノの助手を務めた。2011年からトスカーナ管弦楽団の首席客演指揮者を務め、2014年に音楽監督、2020年に芸術監督に昇格した。2012年から2014年までバーリのペトルツェッリ劇場の音楽監督。2017年からリヨン歌劇場の音楽監督、2019年からアルスター管弦楽団の首席指揮者を兼任。2015年にヴァイオリン奏者のフランチェスカ・デゴと結婚。