タレント議員
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タレント議員(タレントぎいん)とは、一般的に有名な俳優やタレントが国会議員となって政治家として活動することを言う。タレント政治家(タレントせいじか)とも言われる。
概要[編集]
議員に当選するためにタレント・俳優・スポーツ選手の知名度を生かし、マスコミに名前が売れている有名人を当選させようと政党が担ぎ出した議員をタレント議員という。
タレント議員はあくまでその名前で売っているケースが多く、著名な政治活動の経歴は残せずに引退するケースが目立つ。
歴史[編集]
昭和43年(1968年)の第8回参議院議員選挙において、横山ノック(当時は山田勇)、石原慎太郎、青島幸男、大松博文などが当選したのを皮切りに、昭和46年(1971年)の参議院議員選挙でもタレントが出馬して当選が相次いだ。
その後もタレント議員のブームが相次いだが、さしたる政治活動も残せないまま引退したりした例も多かったため、再選されないケースもあったが、山東昭子や扇千景は政党幹部にまで上り詰め、扇は女性初の参議院議長になった。
比例代表制が導入され、参議院全国区が消滅すると、タレント議員ブームは沈静化したが、アントニオ猪木のように国会議員として個性を発揮した人もいた。
小政党が生き残りをかけてタレント候補を擁立したりもしているが、こちらも落選するケースが目立った。
自民党のタレント議員は、初期は比例名簿順位の下位に置かれたりして、多くが落選したものの、馳浩のように県知事に転身した人物もおり、2020年代に選挙区で立候補した三原じゅん子や生稲晃子は割と好条件で選挙戦を戦えた。
令和になるとYouTuberでの知名度を下に、当選したが一度も議事堂に来場せず除名されたガーシーや地方市議に当選したスーパークレージー君のような人物も出現した。