ソウル雑踏事故
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ソウル雑踏事故(そうるざっとうじこ)とは、2022年10月29日深夜に韓国のソウルの繁華街である「梨泰院」路地で発生した群衆雪崩の事故である。
経緯[編集]
その日はハロウィーンを2日後に控えており、数十万人を超える人でにぎわっていた。前年、前々年は新型コロナウイルス対策関連で規制が掛かっており、3年ぶりに規制がないハロウィンだったため、例年より人が多かった。
事故直前、現場付近では「押さないで」と大きな声が上がっていたが、大音量で音楽が流れていたため付近の人に届くことはなかった。そして29日夜、事故現場である坂道の路地で道幅約4~5メートルの狭い道で人が次々に押し倒れされる事故が発生。現場にいた人が巻き込まれた。すぐに救急隊員、警察官約800名が駆け付け、巻き込まれた人に心肺蘇生を行うも、日本人2人を含む150人以上が死亡、149人が重軽傷を負った。
朝鮮日報によると、1平方mあたりの空間に15人前後がいて、立ったまま怪我や圧死をした人がいた。
対応・反応[編集]
- 尹錫悦大統領は、緊急の会合にて負傷者への迅速な究明救助と治療、祝祭に関わる会場の安全性の再確認を要請。また、11月5日までを哀悼期間とするとともに、事故対応に全力を尽くす考えを示した。
- 日本、外務省 - 対策室を設置し、亡くなった人の家族への支援、情報収集にあたっている。
- 韓国国内では、大勢の人が集まるイベントの開催が中止された。
関連項目[編集]
- 群集事故
- 明石花火大会歩道橋事故 - 日本の花火大会で起きた同様の事故