セルフレジ

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セルフレジとは、客が自ら会計を行う形式のレジ(会計システム)のこと。

概要[編集]

現在普及しているセルフレジは2種類に分かれる。

  1. 客がバーコードの読み取りから会計までを行う「フルセルフレジ」と呼ばれるもの
  2. 商品確認はチェッカーが行い、精算のみ機械で行う「セミセルフレジ」と呼ばれるもの

日本では2019年ころから広まり始め、新型コロナ禍で非接触の商品決済が奨励される2020年からは、フルセルフレジがコンビニを中心に拡がりを見せ、2022年からは外食のすかいらーくグループにも導入されている。また、スーパーや一部ドラッグストアでもセミセルフレジが導入され始めている。

フルセルフレジ[編集]

客自身でバーコード読み取りから会計まで行うセルフレジを、セミセルフレジと明確に区別するため「フルセルフレジ」と呼ぶことがある。これは、コンビニ等でよく見かけるタイプである。利点としては、店員を増員せずとも、レジ回転率の向上が見込めることがある。

操作は備え付けのバーコードリーダーで全商品のバーコードをスキャンし、画面に従って会計方法を選択、支払いとなる。

年齢確認を行う必要がある酒類、客自身で手に取ることが出来ないタバコ類およびホットスナック(チキンや中華まんなど)を買い求める場合は、セルフレジを使用することが出来ないため、有人レジを使うこととなる。

店舗により、セルフレジで現金決済が可能なものと、QRコード交通系ICカードによるキャッシュレス決済のみが可能であるものが存在する。

セミセルフレジ[編集]

店員がレジ台でバーコードを読み取り、会計をレジ台に対応した決済機で行うものである。スーパーなどで採用例が多い。
利点としては、店員との金銭のやり取りがないため業務が簡潔になることと、商品と同時に金銭を扱わないため、衛生的であることが挙げられる。

衛生上、食品に店員が触れる可能性があるパン屋などでも積極的に導入されている。これにより、店員は袋詰めなどに集中でき、手袋の付け外しなどが不要になり、ゴミ削減にもなる。その他、病院などでも利用され、レシートの代わりに治療内容と保険点数が書かれた明細書を兼ねた領収書を発行できる機器もある。

関連項目[編集]