スポーツドリンク

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

スポーツドリンクとは、経口補水飲料をいう。もとは鉱山労働者の脱水症状の防止のために開発されたもの。

概要[編集]

成分としては、点滴用の生理食塩水がベースである。ただし、このままでは水分補給の役に立つだけで味がよくないので、クエン酸ビタミンC(アスコルビン酸)、カップリングシュガー(果糖葡萄糖溶液)、幾種類かの必須アミノ酸などを加えるなどして味を調えたものである。

若干の問題点としては、ガブのみして一時に大量に水分を補給すると、身体がついてゆけずに体調がおかしくなる点がある。そのためスポーツの試合などで使われる容器は(一気にガブ飲みできないように)ストローつきのプラスチックボトルが用いられることが多い。[1]
病人用のスポーツドリンクの代用品としては、鶏と豆(あるいは米)で作ったコンソメスープ(固形分は漉す)などが用いられ、ほどほどに加熱して供すと一気飲みしないので好適だという。固形物が食べられるなら、出汁と白で玉子(中華粥とか「おじや」に分類されると思うが)はスポーツドリンクと同様に経口補水の効果がある。

代表的な製品[編集]

脚注[編集]

  1. 自転車競技などでは手が塞がっているので、ストローといってもより長く十何なものを(アクアリウム用のエアチューブあるいは医療用(点滴用)のチューブなど)を用いることが多い。昨今の鳥人間コンテストでは飛行時間が長く換気も難しいために水分補給は重要なのだが、「重量軽減とのせめぎ合いなのでけっこう悩む」という話である。