スペンサー・シルバー
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スペンサー・ファーガソン・シルバー3世(Spencer Ferguson Silver III、1941年2月6日 - 2021年5月8日)は、接着剤を専門とするアメリカ合衆国の化学者である。3M社で、アーサー・フライ(アート・フライ)がポスト・イットを作る際に使用した接着剤を考案したことで知られている。
略歴[編集]
アメリカ南部・テキサス州サンアントニオで生まれる。化学・事務用品の3Mに勤めていた1968年に、強力接着剤を開発する実験で、はがれやすく再使用できる接着剤を発明し、1972年に特許を取った。それをテープ専門の技術者が目に付け、1980年にポスト・イットとして発売して大ヒット商品となった。
2021年5月8日、心室頻拍によりミネソタ州セントポールの自宅において80歳で亡くなった。スペンサーはおよそ27年前に心臓移植を受けており、心室頻拍の症状が晩年には出ていたという。