ジロキチ

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藤子不二雄 > ジロキチ
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ジロキチ
ジャンル 少年探偵ギャグ漫画
漫画
作者 藤子不二雄(合作)
出版社 集英社
掲載誌 少年ブック
発表期間 1965年10月号 - 1966年4月号
話数 7話
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

ジロキチ』は、藤子不二雄藤本弘安孫子素雄)の合作による日本少年向け探偵ギャグ漫画作品[1][2]。 行動力たっぷりの主人公・ジロキチと、のんびり屋だが推理力に溢れる相棒・カバオが、さまざまな事件を解決する[3]

漫画本編の総ページ数は105ページ。全7話。 2023年現在、一度も単行本化されていない。

特徴[編集]

1960年代以降の藤子不二雄の合作による連載作品のうち、藤本と安孫子の分担割合が半々に近い作品は5作品ほどのみだが、本作はそのうちの一つ。 『Neo Utopia』第32号(2001年)で組まれた藤子不二雄の合作に関する特集では、本作が特別に取り上げられ、解説と評論が掲載された他、本作の第4話と第5話が全ページ再録された。また、同書の表紙には本作のイラストがメインで使用された。

登場人物[編集]

※人物名の頭のアルファベットは「A:安孫子素雄」「F:藤本弘」が作画を担当していることを表す[4]

A - ジロキチ
すばしっこくて行動力のある少年。Zマークの帽子と、カールした後頭部の毛がトレードマーク。丈夫な出っ歯でかじって相手を攻撃する。ネコが苦手。
A - カバオ
のんびり屋だが、高い推理力を持った少年。自称天才。Kマークの帽子とメガネがトレードマーク。口癖はフンガー。
A - 七人の刑事
藤本、安孫子、鈴木伸一赤塚不二夫石森章太郎つのだじろう寺田ヒロオとそっくりな刑事たち。本当は8人なのに皆が自分を抜かして数えている。
F - 学校の先生
ジロキチとカバオの担任の先生。
F - アルセーヌ・パン
世界会議のフランス代表。第5話に登場。
F - 地下鉄スム
世界会議のアメリカ代表。第5話に登場。
F - 豚八戒
世界会議の中国代表。第5話に登場。
F - アル・ボカネ
世界会議のイタリア代表。第5話に登場。
F - 千面相
国宝を狙う盗賊。変装の名人。第6話に登場。

全話一覧[編集]

※各話のサブタイトルは以下の通り[4]

藤子不二雄『ジロキチ』全話一覧
#サブタイトルページ数
1おやじゆうかい事件16
2早おこし団事件13
3辻なぐり事件16
4四角のなかにダイヤがある14
5世界ナントカ会議事件14
6千面相事件13
7町内ゴミマキ魔事件13

脚注[編集]

  1. 『Fの森の歩き方』P.273
  2. 『@ll藤子不二雄』P.171
  3. 『少年ブック』1965年10月号〜1966年4月号。
  4. a b 『少年ブック』1965年10月号〜1966年4月号を底本とする。

関連項目[編集]