ジェームズ・マティス
ジェームズ・マティス(James Norman Mattis、1950年9月8日 - )は、第26代アメリカ合衆国国防長官、最終階級はアメリカ海軍大将である。Mad Dog(狂犬)あるいはWarrior Monk(戦う修道士)という異名がついている。NATO変革連合軍最高司令官、アメリカ統合戦力軍(USJFCOM)司令官、アメリカ中央軍(CENTCOM)司令官を歴任した。
経歴[編集]
1950年、ワシントン州プルマンに生まれる。母ルシル・マティスと父ジョン・ウェスト・マティスの間に生まれた。父は米国米国商船隊船員であった。
母親はカナダ移民である。18歳で、リッチランド・ハイ・スクールを卒業する。セントラル・ワシントン大学で歴史学の学士号を1971年にえる。
アメリカ合衆国国防大学のナショナル・ウォーカレッジで1994年に国際安全保障で修士号を得た。
1969年に海兵隊の予備員名簿に登載され、予備役将校訓練課程を経て、1972年に海兵隊少尉に任官した。
1991年のペルシャの湾岸戦争では、第1海兵大隊長第7海兵連隊長として、タスクフォース・リッパーに連隊で指揮した。
2001年のアフガニスタン戦争の初期計画では、第38任務部隊を指揮した。
トランプ次期大統領は、2016年2月6日ノースカロライナ州ファイエットビルで行われた集会で、マティスを次期国防長官に指名した。
上院の公聴会では国軍改革、国防長官の義務、優先順位などが質疑応答された[1]
2017年1月20日、アメリカ合衆国連邦議会上院は98:1でマティスの国防長官就任を承認した。
トランプ大統領は、マティス国防長官が2019年2月に退任すると発表した[2]。
トランプ大統領は、マティス国防長官の退任を2月末から2019年1月1日に早めると発表した[3]。
人物[編集]
マティスの「No Better Friend, No Worse Enemy」(味方からみれば頼もしい友、敵からみれば手ごわい敵)の明言は、マティス伝のタイトルになっている[4]。
参考文献[編集]
- ↑ Advance Policy Questions for James N. Mattis
- ↑ マティス米国防長官が2月末に退任愛媛新聞、2018年12月21日
- ↑ トランプ氏が激怒した国防長官からの書簡朝日新聞、2018年12月24日
- ↑ Jim Proser(2019):"No Better Friend, No Worse Enemy"Broadside BooksISBN-10: 0062803921