シングルレターK
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シングルレターKとは、かつて放送されていた怪電波の一つ。モールス符号で「K(−・−)」を送信し続けていることから名づけられた。内容から乱数放送の一つと推測されている。
概要[編集]
1980年代に9.043MHz付近で受信できたといわれており、ひたすらモールス符号のKを送信し続けていたものである。送信地はウラジオストクやハバロフスク方面と推定されており、ソ連崩壊後は放送が止まったとされている。いわゆるシングルレタービーコンと呼ばれるものの一つであり、時折5桁の数字を送信することから乱数放送であると推定されている。
同様のシングルレタービーコンは他にいくつか観測されており、現在でも複数の放送が確認されている。また、かつてのシングルレターKと同様か不明であるものの、違う周波数にて「K」を送信する放送も確認されているとのことである。
目的[編集]
送信の目的や内容については当然ながら不明である。一説によると、シングルレタービーコンは放送局の位置を知らせるという本来のビーコンとしての機能の他、周波数の占有という目的もあるとされる。また、この結果によって現地工作員や諜報員などが放送を受信しやすくなり、時折送信される5桁の数字による暗号を受信できるようにする、という目的もあると推測されている。