サラ・ハッカビー・サンダース

サラ・エリザベス・ハッカビー・サンダース(Sarah Elizabeth Huckabee Sanders、1982年8月13日 - )は政治キャンペーンのマネージャで政治コンサルントである。トランプ政権のもとでホワイトハウス報道官であった。略称「サラ・サンダース」と書かれる。

概要

アーカンソー州・ホープ市に生まれる。父は元アーカンソー州知事で大統領候補であったマイク・ハッカビーであり、母はジャネット・ハッカビーである。2人の兄があり、末っ子である。アーカンソー州・アーカデルフィアの私立大学であるウォシタ・バプティスト大学を、主専攻を政治科学、副専攻をマスコミとして、芸術学士を得て2004年に卒業した。

1992年には父の最初の上院議員選挙キャンペーンに参加している。父はアーカンソー州の共和党候補であったが、結果は敗北した。ザ・ヒルのインタビュ―で、スタッフが少ないため、家族が全力で応援したと語る。1998年に父親がアーカンソー州知事となり、サラ・サンダースは16歳で経験を積んだ政治キャンペーンのベテランになった。ジョージブッシュ政権の下で、教育省の地方事務所で働いた。ビジネスコンサルタントのフランク・トサマウテールズの主催する企業「サマウテールズストラテジー」の副代表であった。父親の2008年大統領選挙では、政治担当責任者を務めた。2012年の大統領選挙では、ティム・ポーレンティーのアドバイザーとなった。

2016年のトランプ大統領の大統領選挙で陣営に加わった。2017年6月27日から、ホワイトハウス報道官に就任した。

2018年6月22日に、大統領報道官であることを理由として、バージニア州のレストラン店主から退店を求められる事態が発生した。

2018年10月の記者会見では、メディア記事の90％は大統領の否定的な報道であるが、貿易の不均衡が是正され、景気も好調であると述べたが、メディアから集中砲火を浴びた。トランプ政権の中で最もトランプ大統領に忠実な高官の一人と言われる。

2019年6月13日に、6月30日付で報道官を退任するとトランプ大統領が明らかにした。2019年の記者会見は、2回だけであった。トランプ大統領の声明では「偉大なアーカンソー州に帰省する」と述べた。子供が3名いるので、退任後は家族と過ごすことが楽しみだと語る。

報道官の退任後は、トランプ大統領の推すアーカンソー州知事選挙への出馬を真剣に検討している。

関連項目

• トランプ政権閣僚
• アメリカ合衆国大統領行政府