コンピューターが反乱を起こす映画

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コンピューターが反乱を起こす映画とは、コンピューターが狂って人間に危害を加えるようになる時代や状況を描いたSF映画である。

興味深いことに、このような映画はパソコンが普及するよりもずっと前から作られている。

そのようなことが起り得る時代になりつつある。それを予言しているようで不気味である。

主な作品[編集]

カレル・チャペック『R.U.R』
2001年宇宙の旅 木星に向かっていた宇宙船のコンピューターが狂って宇宙飛行士たちを殺害する。2001年宇宙の旅
2010 『2001年宇宙のオデッセイ』の続編。監督はピーター・ハイアムズ。HAL9000 はプログラムミスによってダグラス・ホフシュタッター・ループに入りこんでしまったのが原因であったとされる。読み筋は『GEB』(「ゲーデル、エッシャー、バッハ」。AI分野では「ゲーバー本」として知られている)。

ウエストワールド アメリカの西部開拓時代に似せて作られた遊園地でロボットが反乱を起こす。

2300年未来への旅 何世代も続いている大型核シェルターのような都市で、そこを管理しているコンピューターが人口制限のために30歳以上の者を殺してしまう。外の世界を見た主人公のローガンは市民を脱出させようとする。「人が増えすぎないように殺してしまうなんてコンピューターが考えそうなことである。」という意見もあるが、似たようなネタとしては「ソイレント・グリーン」がある[1]。最初は人がそのようにプログラムしたのかも知れない。しかし、それを平然と実行してしまうコンピューターの不気味な行動に恐怖を感じる人もいるが、「下手な民主主義よりコンピュータに支配されたほうがよっぽどマシ」と考える人もいる。

エイリアン 遠い惑星で採掘された鉱石を地球に運ぶ途中の宇宙船に狂暴な異星生物が入り込み、乗組員を次々に殺害するが、宇宙船のコンピューターやロボットは、会社の利益のために狂暴な異星生物を地球に持ち帰ろうとする。

ターミネーター 未来ではコンピューターが人間を絶滅させようと核戦争を起こす。更に、生き残った者を殺そうとする。しかし、ジョン・コナーという男が抵抗軍を組織する。2029年、コンピューターはジョン・コナーの母親となるサラ・コナーという女性を殺そうと1984年のロサンゼルスに殺人ロボット、ターミネーターを送り込む。「2300年は遠い未来だが、2029年は近すぎる未来で不気味である。」という意見もあるが、『スーパージェッター』は「一千年の未来から、時の流れを越えてやってきた」ので、流星号は叛乱は起こさない。

『ヴァレンティーナ』

『月は無慈悲な夜の女王』

『TRON』

諸星大二郎『アメリカの黒船』

『鉄人二十八号』。「あるときは正義の味方、あるときは悪魔の手先、善いも悪いもリモコン次第」なので、単に操縦者(プログラマ)の話である。

その他[編集]

スーパーコンピューターによる独裁政治ならば、脱税も税金の二重取りも無くなるだろうし、人間の政治家のようにカルト集団に買収されて悪事に荷担することも、戦争を始めて引っ込みが付かなくなることもないだろう。そのような時代は目前だが、想定外の問題が起こるかも知れない。

脚注[編集]

  1. 「肉がなければ豆腐を食べればいいじゃない」という話である。

関連項目[編集]

ロボット三原則