エイリアン

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エイリアン(ALIEN)とは、1979年アメリカSF映画である。エイリアンとは本来は外国人のことなのだが、SF映画では異星人とか異星の生物という意味で使われる。

概要[編集]

  • 異星人(というよりも異星生物)に侵入された宇宙船に起こった悲劇を描いた映画である。
  • この映画に登場する 異星生物は乗組員を次々に餌食にしていくが、単に人間を餌にするばかりでなく、人体に卵を産み付けて子孫を残すという性質を持っている。このため女性はこの映画に凄まじい恐怖を感じるという。
  • 下手に異星生物のデザインをすると幼稚になってしまう。これはスイスの芸術家ハンス・リューディ・ギーガーが担当した。そのデザインはスターウォーズスタートレックをも凌駕しており、あらゆるSF映画の中で最高レベルである。
  • SFホラー映画と呼ばれる事もあり、SFとホラーを混ぜた映画となるため、SF好きでも嫌厭する人は居る。

ストーリー[編集]

  • 宇宙貨物船ノストロモ号は遠い惑星で採掘された鉱石を地球に運ぶ途中であった。鉱石の採掘や、その時代の地球に関する描写は一切ない。
  • 途中、救難信号と思われる信号を受信し、ある惑星に降りる。だがこの信号は救難信号などではなく、異星人からの「近付くな」という警告だったのである。
  • 惑星上で信号を発していた異星の宇宙船を発見し中に入ると、その宇宙船の乗組員とおぼしい異星人は体を食い破られたような姿で死んで白骨化していた。
  • 更に、卵のようなものを発見して観察していると中からヒトデのような生物が飛び出てケインの宇宙服に貼り付いて取れなくなる。
  • ノストロモ号に戻ると生物は宇宙服のヘルメットを溶かして顔面に張り付いていたが、しばらくすると離れて死んで発見される。しかし、すでにケインはエイリアンに卵を産み付けられていたのであった。

批判[編集]

ノストロモ号の乗組員の一人はロボットであったが、そのロボットの行動はロボット三原則を無視しているという批判を受けた。それはパート2では見事に改善されている。

初めの頃に登場する謎の宇宙船は地球外文明のもので、過去にノストロモ号と同様にエイリアンに侵入されて乗組員が全滅したものなのだが、死んでいた異星人の乗組員もエイリアンということになり、それを餌食にした異星生物のエイリアンとの区別が付きにくく非常に紛らわしい。

スタッフ[編集]

  • 監督:リドリー・スコット
  • 脚本:ダン・オバノン
  • 原案:ダン・オバノン、ロナルド・シャセット
  • 製作総指揮:ロナルド・シャセット
  • 製作:ゴードン・キャロル、デヴィッド・ガイラー、ウォルター・ヒル
  • 音楽:ジェリー・ゴールドスミス
  • 撮影:デレク・ヴァンリント
  • 編集:テリー・ローリングス、ピーター・ウェガリー
  • クリーチャー・デザイン:H・R・ギーガー
  • クリーチャー造形:H・R・ギーガー、ロジャー・ディッケン
  • クリーチャー効果:カルロ・ランバルティ

キャスト[編集]

  • アーサー・ダラス:トム・スケリット
  • エレン・リプリー:シガニー・ウィーバー
  • ジョーン・ランバート:ベロニカ・カートライト
  • サミュエル・ブレット:ハリー・ディーン・スタントン
  • ギルバート・ケイン:ジョン・ハート
  • アッシュ:イアン・ホルム
  • デニス・パーカー:ヤフエット・コットー

関連項目[編集]

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