コンビニおにぎり

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
画像募集中.png

コンビニおにぎり(コンビニおにぎり)とは、日本におけるチェーン小売店、いわゆるコンビニで販売に供されている、おにぎり製品群の通称である。

概要[編集]

大まかな地域ごとに加工工場で大量生産される。細かな盛り付けなどは手作業で行われる場合もある。

おにぎりフィルム[編集]

コンビニエンスストアが定着し始めた1980年代中頃、おにぎりの開封方法は各社で規格が異なり統一されていなかった。

その後、上部の尖った部分のフィルムをひねって(あるいは切って)開け、中のフィルムシートを引っぱって出すパラシュート型と呼ばれるタイプが、シノブフーズにより発案され、「ひっぱるだけのおにぎりQ」というキャッチフレーズで発売された。しばらくして他社でもこの方式が多く採用された。開封するのに慣れていない場合は中のシートを引っ張りだす際に上の方だけを持ってしまい、米飯が中のフィルムに残るといった短所もあった。

現在では上部からカットテープのラインに沿ってフィルムを回して左右に分けて開けるセパレート型と呼ばれるタイプが主流となっている。しかしこのタイプでも、左右のフィルムの隅に海苔が破れて残ることも多く、また外装及び内装フィルムなどが散らかりゴミも増えることなどから、完全な解決策ではないという消費者の意見もある。そのため海苔が残らず破けないパラシュート型の復活を望む声も少なくない。なお、ローソンは2004年に「手巻四角型包装」と称する海苔をUの字に曲げただけのものを発売したが、かえって剥きにくいという声もある。

コンビニエンスストアで販売のおにぎりの包装に関しては、長年改良が進められて来てはいるものの、利便性の面から広く普及したセパレート型に至っても海苔の端が千切れる問題は解決できていない。

本来、おにぎりの店頭販売のために開発された個別包装のための「おにぎりフィルム」が、現在では一般家庭向けにも市販されている。 製造、あるいは販売より、時間をおいて喫食されるという特徴上、海苔が湿気てしまう。その対策として、喫食直前にのりを消費者自身の手によって白米に接触させる、手巻き式が広く採用されている。これは、おにぎりの白米および具部分と、海苔をフィルムにより分離し、消費者による開封手技によってはじめて海苔を巻くことで、湿気によるパリパリ感の喪失を防ぐものである。

手巻きおにぎりにおける開封に伴う海苔巻き手技は、人により得手不得手(あるいは慣れ)存在することは広く知られている。その対策なのか、一部製品にあっては、製品出荷段階で海苔を巻いてある、直巻き式が採用されている。こちらは開封時点で海苔がシナッとしているが、それもまた一興。

コンビニおにぎりの範疇に入るものとして、チャーハンおにぎり等の一般的なおにぎりとは少し違った製品が存在する。これらに海苔は巻かれていない事が多い。なお、これら製品が「具を白米で包み、海苔を巻く」という古典的おにぎり概念から大いに逸脱しているにも関わらず、おにぎり面して陳列されている件について、一部おにぎり有識者より懸念が示されている[Jokeこの一文には冗談が含まれています。真に受けるかどうかはあなた次第です。]

近年、牛肉やいくらをふんだんに具として使った高級路線おにぎりや、中毒性を高めリピート率向上を図った商品なども見られ、コンビニおにぎり販売シーンは現在も変化し続けていると言える。