グラビアトリ
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概要[編集]
『週刊ヤングジャンプ』2015年41号より連載されている[1]。2016年31号まで連載された。単行本は全4巻。
ストーリー[編集]
阿鳥佑助は、グラビア好きの男子高校生で写真の腕を磨いていた。ある日、染村薫にグラビアを撮る計画に誘われるのだった。
登場人物[編集]
詳しくは各キャラクターページも参照。
グラビア部[編集]
文化祭以前からのメンバー[編集]
- 阿鳥 佑助(あとり ゆうすけ) / アトリ
- 本作の主人公。埼玉県私立高沢東高校の写真部員。高校2年1組。小学校三年生のころに床屋で見たグラビアに心を奪われてから、グラビア見て楽しむようになって写真部で腕を磨くようになる。いつか、グラビアアイドルを撮ることが夢になっている。
- 女子を見ているとその女の子の一番を想像して妄想の中でグラビア撮影をする想撮をしてしまう。想撮をするとくしゃみが出る。
- 高校二年生になって二カ月ほどの六月に第六回全国高校生フォトコンテストで表彰されている。その後に、写真部を訪れた薫に「女子のグラビアを撮らないか」と誘われることとなる。そこでグラビアを撮るカメラマンを頼まれて、実力テストとしてクラスの女子全員の身長とスリーサイズを目測するように言われる。薫の言うことに戸惑いつつも、体育をさぼって女子を観察してくしゃみが出ながらも目測。女子の身体測定の結果と誤差1cmにおさまり、合格とされた。
- 次に薫を生徒会長に当選させるために協力してほしいと頼まれる。そのため、キャッチアイを意識して眼鏡を外して笑顔の練習や猫背の矯正を行い、才色兼備で女の子らしい姿にしてポスターを撮影。薫は生徒会長に当選した。そして、ヘアスタイルとスタイリストの人材も集めた。
- 文化祭で写真集売上一位を取る勝負をすることになり、写真集を作るためのお金がかかることについて考える。1000部で100万円かかると聞いて、一人あたり20万円の借金を背負うこととなる。阿鳥はすぐに受け入れるも他のメンバーは躊躇してしまう。その後、薫に集英社に連れ出してもらい、プロのグラビアカメラマンに話しを聞くことができている。他の写真部のメンバーもグラビアの撮影を本格的にスタートすることができた。
- 染村 薫(そめむら かおる)
- 一人称は「ボク」。阿鳥の同級生の女子。第三百一回全国統一模試で優秀な成績で表彰されるなど頭は良い。貯金が趣味。
- メガネをかけており、髪はポニーテールにしている。不気味な笑顔を浮かべることも多く、猫背になっている。そのため、頭は良いが地味な印象を与えている。だが、阿鳥の指導のもとで眼鏡を外して容姿を整えて、笑顔の練習や猫背の矯正をしたときは生まれ変わったような華やかな美少女となっている。生徒会選挙の間は、この容姿となって演説を行い、公約として水着になるとして見事に当選している。
- グラビアが世界に誇れるコンテンツだと信じている。そして、日本独自のグラビアの力を使ってアイドルを創りたいと考えていて、本物のアイドルと考える「グラビアトリー」創る計画を立てている。そのために高校生のうちに起業しようとしている。最初に阿鳥のことをカメラマンとして誘う。阿鳥に実力テストとしてクラスの女子全員の身長とスリーサイズを目測するように言って誤差1cmの正確さを見せたことで合格とした。そして、権力が必要だとして生徒会長となるために阿鳥にポスター作りを依頼して当選している。
- 生徒会長になった後に阿鳥に自分の計画に賛同してもらったことで、仲間を集めることにする。阿鳥の協力もあって、ヘアメイクやスタイルストのメンバーを集めた。
- 文化祭では演劇部と吹奏楽部と売上金で争うこととなる。写真集を1000部作ることになり、その資金を100万円出す。だが、部員の覚悟を確かめるために一人20万円ずつ無利息無催促で借金をしてもらうことを絶対条件とした。これにアトリ以外のメンバーは躊躇する、その後、アトリをデートと言って集英社に連れ出す。そして、アトリにプロの話を聞く機会を作っている。集英社に行った後、他の写真部のメンバーも決意を固めたことでグラビア撮影がスタートする。
- 矢嶋 留美子(やじま るみこ)
- 去年行われた「演劇甲子園」で「衣装・デザイン賞」を受賞。高沢東高校演劇部の衣装係りをする。漆山とは猫背矯正のために町の空手道場に行ったときに初めて出会った。
- 181cmの長身と日本人離れした体型。「マンモス校のマンモス」などと呼ばれると怒り、ハイキックをする。女子を言葉で傷つけることは許さない男嫌いとして、女子たちからは宝塚のトップスターのように扱われて、留美子様と慕われている。
- 薫にスタイルストに誘われるが、断っている。そのため、阿鳥が説得に当たることにしたが、エロ本のスタイリストなんてしたくないと再び断る。だが、阿鳥に倉持由香が大きいお尻を武器に変えていったという話をしたことで、スタイリストの話を受け入れることにした。
- 中学時代は高身長がコンプレックスで、猫背になっていて目立たない地味な女子だった。中学二年生のころにワンピースを試着していたときに店員から背が高くてカッコいいと言われたことで、服の勉強をして自分に似合う服を着るようになる。そして、自分の身長を恥じないようになって高校デビューした。
- 文化祭で吹奏楽部と演劇部相手に売上金で勝負することになった時には、一人当たり20万円の借金をすると言うことで最初は躊躇する。だが、小百合との話を通じて決意を固めた。
- 雲野 源(うんの げん)
- 阿鳥の友人の男子。マンガ研究会所属。留美子とは小学生時代の同級生。M気質。
- 写真室で阿鳥が薫や留美子と一緒にいるのを見て、何をしているのかと問い詰める。そして、話を聞いてグラビアに協力することにした。優にヘアメイクするのに理想の顔(キャンパス)とされている。
- 文化祭で吹奏楽部と演劇部相手に売上金で勝負することになった時には、一人当たり20万円の借金をすると言うことで最初は躊躇する。だが、可奈子と話して勝っても負けてもいい展開が待っているという妄想をしたことで勝負を受け入れることを決意する。
- 竹虎 優(たけとら ゆう)
- ヘアメイクとなった男子。年の離れた姉が三人いて、メイク道具を身近に扱っていた。友達も女の子が多く、メイクをしていたところ、大人しい女の子がメイクで明るい女の子になったことでメイクの魅力のとりこになる。今では多くの女の子にメイクを頼まれている。
- ヘアメイクとして勧誘されたときにめんどくさがっていたが、雲野を好きにしていいと言われたことで引き受ける。雲野の顔はヘアメイクするのに理想の顔としている。
- 文化祭で吹奏楽部と演劇部相手に売上金で勝負することになった時には、一人当たり20万円の借金をすると言うことで最初は躊躇する。だが、律希の勝ったら女子と話せる方法を教えてくれと言う言葉に面白いと勝負を受けることにした。
文化祭勝負で加入したメンバー[編集]
- 漆山 小百合(うるしやま さゆり)
- 演劇部部長の女子。二年生。生徒会長に立候補していたが、薫に敗れている。留美子とは精神統一のために町の空手道場に行ったときに初めて出会った。
- 写真部がグラビアを謳歌祭で販売するのを防ごうとする。そして、負けたら言うことを聞くという条件で文化祭の売上金で勝負をすることとなる。売上金は演劇部過去最高となったが、写真部に敗れる。勝負に負けたことで、グラビア部の部員を兼部することになった。
- 木戸 律希(きど りつき)
- 二年生の男子。風紀委員長で吹奏楽部部長。眼鏡をかけている。略して話す癖がある。女子と話すのが苦手。
- 写真部がグラビアを謳歌祭で販売するのを防ごうとする。そして、負けたら言うことを聞くという条件で文化祭の売上金で勝負をすることとなる。優には勝負に勝ったら女子と話せる方法を教えてくれと言っている。売上金は吹奏楽部過去最高となったが、写真部に敗れる。勝負に負けたことで、グラビア部の部員を兼部することになった。
- 兵藤 可奈子(ひょうどう かなこ)
- 教頭先生。年齢非公開の女性。
- 写真部がグラビアを謳歌祭で販売するのを防ごうとする。そして、負けたら言うことを聞くという条件で文化祭の売上金で勝負をすることとなる。写真部は売上金100万円を超えてくると読んで、演劇部と吹奏楽部は席を満席にしてほしいとする。そして、さくらを用いてでも勝つことにこだわった。だが、写真部がチェキや電子書籍の売上もあわさっていたため、勝負に敗れる。勝負に負けたことで、グラビア部の顧問をすることとなった。
- 熱を込めて指導すると生徒が離れていくという思いから顧問が苦手だった。しかし、染村にチームに必要なのは完璧さではなく、やるべきことに立ち向かう勇気が必要と言われる。この言葉で生徒たちがやるべき姿に立ち向かう姿に感動するのだった。
グラビアモデル募集で入部したメンバー[編集]
- 松元 彩乃(まつもと あやの)
- 高校一年生の女子。小学生と中学生の妹がいて共働きの両親に代わって家ではしっかりしている。だが、人見知りの性格で自信が持てず、小学二年生から成長している胸がコンプレックス。
- 自分を変えられるチャンスだとグラビアモデル募集の紙を見てグラビア部のオーディションを受けて合格。同じく合格した茉希と友達となる。
- 沖縄のグラビアロケでは茉希と一緒に初めての写真集を作ることとなる。撮影に慣れていないこともあって、最初は茉希とレクリエーションから始めることとなる。
- 東海林 茉希(しようじ まき)
- 高校一年生の女子。自分の地黒の肌がコンプレックス。グラビアモデル募集の紙を見てグラビア部のオーディションを受ける。そして、無事に合格して彩乃と友達となる。
- 沖縄のグラビアロケでは彩乃と一緒に初めての写真集を作ることとなる。撮影に慣れていないこともあって、最初は彩乃とレクリエーションから始めることとなる。
高沢東高校[編集]
- 中野(なかの)
- 阿鳥のクラスメイトの女子。小林のことが気になっている。気になる男子の前だと胸の谷間を強調する。阿鳥曰く、美脚。
- 小林(こばやし)
- 阿鳥のクラスメイトの男子。
- 天之川 勝利(あまのがわ かつとし)
- 文化祭実行委員長。出店売上バトルの発表を行う。
集英社[編集]
- 板山(いたやま)
- ヤングジャンプ副編集長&グラビア統括。第9話で薫の計略で、アトリはグラビアについての話を聞いている。高沢東高校の文化祭にも顔を出す。
- 小沢(おざわ)
- グラビアキャップ。第9話で薫の計略で、アトリはグラビアについての話を聞いている。高沢東高校の文化祭にも顔を出す。
- 小熊(こぐま)
- ヤングジャンプ編集部の編集者。
芸能関係者[編集]
- 倉持由香(くらもち ゆか)
- グラビアアイドル。高沢東高校の文化祭に顔を出して、被写体になって写真部の宣伝をしてくれる。
- 松田嵩範(まつだたかのり)
- カメラマン。高沢東高校の文化祭に顔を出して、撮影する。
用語一覧[編集]
- 私立高沢東高校(しりつたかさわひがしこうこう)
- 埼玉県にある生徒数2000人を超えるマンモス校。文武両道、自由自治、士魂商才という校則理念を掲げる。
- 想撮(そうさつ)
- 阿鳥が女子を見てその子の一番が何かを考えて理想のグラビアを妄想すること。阿鳥は想撮するとくしゃみが出る。
- 謳歌祭(おうかさい)
- 私立高沢東高校の文化祭。
登場アイドル[編集]
単行本[編集]
ヤングジャンプ・コミックス(集英社)より発行。第1巻と第2巻は2016年2月、3月に連続刊行される[2]。全4巻。
巻数 | 初版発行日 | ISBN | 備考 | サブタイトル | ||
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1 | 2016年2月24日(2016年2月19日発売) | ISBN 978-4-08-890426-9 |
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2 | 2016年3月23日(2016年3月18日発売) | ISBN 978-4-08-8904267-6 |
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3 | 2016年5月24日(2016年5月19日発売) | ISBN 978-4-08-890446-7 |
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4 | 2016年7月24日(2016年7月19日発売) | ISBN 978-4-08-890469-6 |
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