グラインドハウス (映画)

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グラインドハウス』(Grindhouse)は、ロバート・ロドリゲスクエンティン・タランティーノが監督した2007年のアメリカ映画。

ロドリゲス監督の「プラネット・テラー in グラインドハウス」(Planet Terror)とタランティーノ監督の「デス・プルーフ in グラインドハウス」(Death Proof)の本篇2本、ロドリゲス監督の「マチェーテ」(Machete)、ロブ・ゾンビ監督の「ナチ親衛隊の狼女」(Werewolf Women of the SS)、エドガー・ライト監督の「ドント」(Don't)、イーライ・ロス監督の「感謝祭」(Thanksgiving)の本篇の存在しない映画のフェイク予告篇4本、および映画館の劇場案内とレストランの広告から構成される191分の映画。グラインドハウスとは60年代から70年代にエクスプロイテーション映画を2本立てや3本立てで上映していたアメリカの映画館のこと。本作はグラインドハウス/エクスプロイテーション映画へのオマージュとして制作され、往年の劇場の雰囲気やフィルムの傷を再現している。

「マチェーテ」「プラネットテラー」「ナチ親衛隊の狼女」「ドント」「感謝祭」「デス・プルーフ」という順番で上映された。カナダとアメリカの一部の劇場ではジェイソン・アイズナー監督のフェイク予告篇「ホーボー・ウィズ・ショットガン」(Hobo with a Shotgun)も上映された。この作品は『グラインドハウス』のプロモーションとして開催されたサウス・バイ・サウスウエスト(SWSX)国際グラインドハウス・トレーラー・コンテストの優勝作品である。後にこれらのフェイク予告篇はロドリゲス監督の『マチェーテ』(2010年)、アイズナー監督の『ホーボー・ウィズ・ショットガン』(2011年)、ロス監督の『サンクスギビング』(2023年)として長編映画化された。

北米以外では「プラネットテラー」と「デス・プルーフ」が独立した作品として別々に公開された。これらには『グラインドハウス』ではカットされたシーンが加えられており、『プラネットテラー』が105分、『デス・プルーフ』が113分となっている。DVD/Blu-rayは2本立てで公開された短いバージョン(「U.S.公開版」「短縮版」)と単独で公開された長いバージョン(「単独公開版」「ディレクターズカット版」)の両方がリリースされている。

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