カナヅチ
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カナヅチとは、泳ぐことができない人のことを指す日本語の語句・俗語。
概要[編集]
泳ぐことができない人は、泳ごうとしても前に進むことはなく、下に沈んでいくだけである。その様子が金槌で叩かれる釘に似ていること・金槌は重く、水の浮力に打ち負けて沈んでしまうことからこのように呼ばれる。なお、この語源からすると、カナヅチとは浮くことさえできない人のことであり、浮くことはできるが前に進むことはできない人のことはカナヅチとは呼ばないこともありうる。また、浮くとか泳ぐ以前に、そもそも水中に潜ることが怖くてできないという人もおり、この場合は浮くことはできないものの、沈むこともできないためやはりカナヅチとは言えないと考える人もいる。
日本では多くの学校で夏の体育で水泳を行ってはいるが、実技であり得手不得手があることなので、子供のころに水泳の授業を受けていてもカナヅチのままの人も多い。また、日本以外の国では水泳の授業自体がほとんど行われていないことがあり、そのような場合は学校外で自主的に習得しない限り大人になってもカナヅチのままである。
なおカナヅチは水のレジャーに遊びに行く事が少なく、水難事故に遭いにくいと言われる。